days of cinema, music and food

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Cinefex #27 The Dark Knight Rises: A Farewell to Arms


一体何年振りでしょうか。
恐らく10年振りぐらいに特撮専門誌『シネフェックス』を購入しました。
お目当ては『ダークナイト ライジング』特集になります。


バンダイ版、トイズプレスと買っていましたが、今邦訳出版しているのはボーンデジタルという会社です。
A4版サイズですね。
久々に読むとやっぱり楽しい。
クリストファー・ノーラン以下のスタッフの情熱や工夫の数々が伺えて。
私は同誌に驚きを求めているのだな、とも再確認出来ました。


同作のBlu-ray Disc購入してから、特典映像は全て観、本編も冒頭やクライマクス等、何度か爆音試聴しています。
実写映画のBDとしては、映像も音響も現在最高峰ですよ、これは。
で、本書を読んで、本編を観直すにつけ、『ダークナイト ライジング』のVFXってやはり凄いな、と感心しますね。
実写と違和感あるショットが少ないのです。
『シネフェックス』を読んで、え!あそこもVFXなの!?と驚くという事が多々。
ひょっとすると、昨年観た映画の中で、本作が1番VFXが凄い映画かも知れません。


私が『シネフェックス』を買わなくなった理由は、内容が面白くなくなったから、というのが1番に挙げられます。
昨今のVFXはデジタル全盛の為に、写真の殆どがモニターを覗いているスタッフの様子や、CGIの作成過程の画像が殆ど。
文章もCGIのソフトウェアや専門用語ばかりで、はっきり言って面白くないのですよね。
ところが、『ライジング』はクリストファー・ノーランの「現物主義」が幸いして、ミニチュアを多用、もしくは出来るだけ実写で撮ってCGやミニチュアで補完という考えが多い。
なので読んでいてとても面白いのです。
逆にミニチュアと思っていたら実際にやっていたり、CGだったり。
新鮮な驚きがありました。


そんな楽しさ満載の特集でした。
ファンやマニアならば必携でしょう。


Cinefex No.27 日本版 -ダークナイト ライジング- (Cinefex 日本版)

Cinefex No.27 日本版 -ダークナイト ライジング- (Cinefex 日本版)