days of cinema, music and food

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"BIOSHOCK" clear!


先日のゲームクリアに気を良くして、積みゲークリア週間となっています。
Xbox 360でリリースされ、今度PLAYSTATION 3でもリリース予定(国内は分かりませんが)の『BIOSHOCKバイオショック)』をクリアしました。
これ、発売当日に熱帯雨林さんから到着し、即始めたにも関わらず、諸般の事情でストップしていました。


内容は1950年代の海底都市を舞台としたSFホラーもの。
理想郷だった筈のそこに飛行機事故で漂着した主人公が観たのは、狂気の怪人たちがばっこする歪んだ世界。
無線で助けを求める男の指示によって、主人公は徐々にこの都市の秘密を知って行きます。


昨年度の海外ゲーム賞各賞を受賞した作品ということで大いに期待していましたが、期待は裏切られませんでした。
これは面白かった。
いや、これも先日に引き続き面白かったと言うべきか。
ノーマルモードでクリアまで15時間程度掛かりました。
常に何かが起き、小目的達成の為に動き回るので、弛緩した時間がありません。
次から次へと襲い掛かる狂気に囚われた者たちクリーチャー相手に戦い、監視ロボットや監視機関銃ら相手にハッキングし、と大忙し。
主人公は銃器、鈍器、はたまた超能力を備えるようになり、成長させて行きます。
画面はFPSでも内容はアクションRPGといった感じです。
主人公を成長させつつ、目の前の敵も倒して行きながら、謎を解いて行くノリです。


可笑しいのは、画面ヘルプのユーモア溢れるレトロ調デザインだけではなく、ハッキングが水道管ゲームなこと。
慣れると簡単ですが、結構楽しく気分転換になりました。


パッケージアートになっているビッグダディは、最初は全く歯が立たないようで困りました。
襲い掛かるスピードも速いし、攻撃力も強大、体力もかなりありますし。
しかし何度死んでも大したペナルティも無いので、必ず倒せます。
また、武器や超能力がアップするにつれ、簡単に倒せて行けました。
迷うと画面上に矢印が出て誘導してくれたり、かなりの親切設計です。
ここいら辺は難易度高めが好みのユーザーにとっては、物足りない可能性もありましょうが。


特筆すべきはグラフィックとサウンド
気色悪いトーンで統一されたデザインは好みが分かれそう。
特に狂人たちは全て人形調の質感なので、受け付けない人は受け付けないでしょう。
しかし思わず観てしまうデザインには違いありません。
サウンドはささやき声や怒鳴り声がいきなり聞こえると、心臓に宜しくありません。
音楽は耳に残るメロディこそありませんが、場面場面は盛り上げていました。


1周目クリアですが、2週目に挑戦するかどうかは微妙なところです。
成長させた武器や超能力、体力などを引き継げないのはちょっと痛い。
引き継ぎして高難易度に挑戦したいという軟弱ライトゲーマーですから。


今度はハリウッドで映画化されるそうですが、さてどうなりますやら。
監督は『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのゴア・ヴァーヴィンスキーですか。
特撮とホラーに強いので抜擢されたのでしょう。
物語も中々興味深かったのですが、このゲーム最大の特徴は個性強烈な画面にあります。
上手く実写に移し変えられるかどうか。


バイオショック - Xbox360

バイオショック - Xbox360