days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

A Quiet Place

話題のホラー『クワイエット・プレイス』(A Quiet Place)を公開2日目の9月29日深夜に鑑賞。近未来。正体不明の何かに襲われ、人類は殆ど死滅したと思しき世界。その何かは盲目で音に敏感、かつ素早く人を襲うらしい。アメリカの林に囲まれた農家で、アボッ…

2001 :A Space Odyssey

製作50周年記念『2001年宇宙の旅』70mmアンレストア版鑑賞@国立映画アーカイブ。デジタル上映が当たり前の昨今にフィルム上映、しかも通常のフィルム幅(35mm)の倍ある大型フォーマットの70mmフィルム上映とは、中々滅多にお目に掛かれない企画だ。私も70m…

Crazy Rich Asians

『クレイジー・リッチ!』鑑賞。生粋のニューヨーカーであるNY大学の経済学教授レイチェル・チュウ(コンスタンス・ウー)は、ある日、恋人のニック・ヤン(ヘンリー・ゴールディング)から春休みのシンガポール旅行に誘われる。ニックの幼馴染の結婚式に出…

Mamma Mia! Here We Go Again

『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』サントラ盤をゲット! 映画を観たら誰もが口ずさみたくなるアバの名曲がずらりです。前作よりかはややマイナーな曲もあるのですが、歌唱力は前作よりアップ! 踏ん付けられたヒキガエルのような声だったピアース・ブ…

On Chesil Beach

『追想』鑑賞。イアン・マキューアンが原作と脚色とあって、「痛い」映画だろうと身構えて観に行ったら、やはりそうであった。マキューアン原作ものにはジョー・ライト監督の佳作『つぐない』があって、あちらも観終えて胸が痛くなる映画だったし、小説では…

カメラを止めるな!

『カメラを止めるな!』鑑賞。面白かった! 土曜午後のシネコンは満席という盛況ぶり。SNS中心に拡散されている話題作だものね。新宿で観られなかったので、近所で上映開始してありがたや。 この映画、あちこちで言われているように内容の紹介が非常に難しい…

Streets of Fire

『ストリート・オブ・ファイヤー』デジタルリマスター版を鑑賞@チネチッタ! 十数年振りのチネチッタでの映画鑑賞は、大好きな映画なのに劇場での鑑賞は初めて、かつライブザウンド初体験というものだった。1984年の映画なので大音量だと音割れなどしていな…

Blade Runner 2049

『アート・アンド・ソウル・オブ・ブレードランナー2049』が到着! とにかくデカい高額本(1万4千円の本なんてもう買わないかも)で、物々しく専用ダンボールに入っています。 巨大ハードカバー本は印刷も美麗でした。 早速5歳の息子が興味津々にめくります…

Solo

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』IMAX 3D字幕版をミッドナイトショー鑑賞しました。 傲慢不遜で守銭奴の密輸船船長ハン・ソロは、映画史に残る人気キャラです。 その男の若き日の冒険を描く映画は、撮影後半の監督交代騒動があったものの、まず…

万引き家族

是枝裕和の話題作『万引き家族』を鑑賞しました。 是枝作品を何と大画面・大劇場で観られるとは! 大作でない邦画がそのような状況とは、めでたいものです。 東京の下町で暮らす、貧しくも笑いが絶えない3世代の5人家族。 日雇い労働者の父・治(リリー・フ…

12 Strong

『ホース・ソルジャー』を観て来ました。 同時多発テロ直後のアフガニスタン戦争で、アメリカが最初に行った反撃を題材にしたもの。 5万のタリバン軍に対して、反タリバン軍と共に12人のアメリカ軍が馬に乗って次々と拠点制圧を行った作戦を描いています。 …

Aus dem Nichts (aka: Into the Fade)

カンヌ映画祭で女優賞を受賞した『女は二度決断する』を観て来ました。 ハンブルグでトルコ系移民の夫とその間に出来た幼い息子を、爆発で失った妻の物語です。 捜査が進むにつれて、事件は極右ネオナチによるテロでないかとの疑惑が深まるのですが。ドイツ…

I, Tonya

『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』を観て来ました。 1991年にアメリカ人初のトリプルアクセルを成功させ、1994年のリレハンメル五輪の選考会開催中、友人でありライバルだったナンシー・ケリガンを殴打させたとしてスキャンダルの渦中の人となったト…

Unlocked

『アンロック/陰謀のコード』を鑑賞しました。 CIAの凄腕訊問官だったアリス(ノオミ・ラパス)は、かつてテロ事件を止められなかったとの自責の念からロンドンでケースワーカーとして勤務しています。 ある日、バイオテロ計画の容疑者を尋問する為に呼び戻…

Call Me by Your Name

今年のゴールデンウィークは映画を観まくりますよ! ということで、『君の名前で僕を呼んで』を観て来ました。 1983年の北イタリア。 避暑地の別荘に今年もやって来た17歳のエリオ(ティモシー・シャラメ)は、考古学教授の父と何か国語も話す母の元で育ち、…

Avengers: Infinity War

ゴールデンウィークが始まりました! ゴールデンウィークと言えば映画です。 よってこの9連休には映画を観倒しましょう。 1本目は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』です。 宇宙の全生命体の半分を消し去ろうという野望に燃えるサノス(ジョシュ・…

Get Out

今頃ですが、11月5日に観て来た『ゲット・アウト』の感想をこちらにも書いておきます(Instagramでは掲載済み)。 先日のアカデミー賞でオリジナル脚本賞を受賞した映画でもあります。 黒人カメラマンのクリス(ダニエル・カルーヤ)は、白人の彼女ローズ(…

Black Panther

『ブラックパンサー』をIMAX 3Dで鑑賞しました。 最近観た中では、最後まで3D映像の奥行き感が最も持続する映画でした。 アフリカのど真ん中にある小国ワカンダ。 世界とは国交もなく、農業国で経済も乏しいと思われていた国だが、地球上ではここでしか採掘…

Detroit

映画『デトロイト』を鑑賞しました。 1967年、アメリカ/デトロイト市。 市の中心部に位置していた黒人たちの低所得層住宅地帯で無許可のバーが摘発されたことから、日頃の白人警官たちによる圧政に不満を募らせていた黒人たちの怒りが大爆発し、アメリカ史…

2017年映画総括

新年あけましておめでとうございます。相変わらず公私ともに立て込んでおり、ブログの更新も中々出来ませんが、今年も宜しくお願いします。 2017年は劇場に68回行って、65本の映画を観た。2016年に鑑賞済みのものもあったし、『カリオストロの城』のように、…

ブレードランナー究極読本 & 近未来SF映画の世界

発売日は昨日でしたが、事前予約していたAmazonから本日届きました。 Facebookを見ると、予約していた友人らの手元にも届いたようです。 監修はこの人・中子真治さん。 1982年の『ブレードランナー』撮影現場に唯一、日本人ジャーナリストとして入っていた人…

Atmic Blonde

映画『アトミック・ブロンド』をミッドナイトショウ鑑賞しました。 ベルリンの壁崩壊前後、東西ドイツを舞台にしたスパイ・アクション映画です。 主演のシャーリーズ・セロンは製作も兼任でかなり力が入っていました。 映画は痛そうな肉弾戦が随所に炸裂しま…

Hidden Figyures

映画『ドリーム』を鑑賞しました。 この映画、公開前から邦題でミソを付けた映画でもあります。 原題は「隠された数字」「隠された人たち」のダブルミーニング。 内容は1960年代初頭、アメリカ初の有人宇宙計画であるマーキュリー計画の裏側で、実はNASAの黒…

Alien: Covenant

リドリー・スコットの新作『エイリアン:コヴェナント』鑑賞しました。 前作『プロメテウス』と『エイリアン』を繋ぐ物語として位置付けられています。 『プロメテウス』が緊張感も無く退屈で3D効果も無く、酷くがっかりした映画だったので、今作も全く期待…

この世界の片隅に on Blu-ray Disc

帰宅したら傑作『この世界の片隅に』Blu-ray Discが到着していました。 Amazon特典の2枚組を注文したのでわくわくして開梱してみると…2枚組ってこういうことですか?? しかも特典ディスクは14分なんだぁ。 これにはがっかり。 ともあれ素晴らしい本編をまた…

Wonder Woman

パティ・ジェンキンス監督の『ワンダーウーマン』は、友人と一緒にIMAX 3D字幕版と、家族と一緒に吹替え版で鑑賞した。 思いのほか迫力満点のアクションが続く大作で、純真な女の子が世知辛い世間を知って絶望しそうになるものの、愛を知って成長する物語だ…

Dunkirk

クリストファー・ノーランの新作第二次大戦映画『ダンケルク』をデジタルIMAX版で観賞しました。 全編の殆どがIMAXおよび65 mmで撮影されているのが売りですからね。 Blu-ray発売時には画面比はどうなるのかな。 さて、名も知れぬ無名の若手俳優たちが無名の…

Stephen King's It

写真は我が家にあるスティーヴン・キングの『IT』邦訳版です。 ハードカバーは私の、文庫は妻のもの。 それぞれ結婚前に買ったものです。 藤田新策の装丁が素晴らしい。 スティーヴン・キングの小説『IT』は学生の春休みに読みました。 超分厚いハードカバー…

Baby Driver

会社の帰りにエドガー・ライトの新作『ベイビー・ドライバー』を観て来ました。 劇場公開数が少ないのに話題作とあってか、中規模の劇場はほぼ満席。 劇場数が増えると良いですね。 ベイビー(アンセル・エルゴート)は幼い時の事故の影響で常に耳鳴りがする…