days of cinema, music and food

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Atmic Blonde

Atmic Blonde
映画『アトミック・ブロンド』をミッドナイトショウ鑑賞しました。
ベルリンの壁崩壊前後、東西ドイツを舞台にしたスパイ・アクション映画です。
主演のシャーリーズ・セロンは製作も兼任でかなり力が入っていました。
映画は痛そうな肉弾戦が随所に炸裂します。
序盤は映像も音楽も(80年代懐メロだらけ!)で騒々しく散漫、と余り感心しなかったのですが、デヴィッド・リーチの演出は徐々にアクセルが掛かって来ます。
非情で入り組んだスパイ戦の話が面白くなるのです。
アクションでは、後半にある数分以上に渡るヒロイン対複数の刺客達との「殺し合い」場面は、延々と長回しで物凄い迫力と臨場感満点でびっくりさせられます。
アクション主体の映画と想像していたのでこれは意外でした。


セロンもこの手の「私タフなんです」な無表情で単調な演技に終始するかと思いきや、段々とボロボロになって行くに連れて人間味も出して来て良かったです。
在独スパイ役ジェームズ・マカヴォイも得体の知れぬ存在感で面白い。
セロンに近付くソフィア・ブテラも可愛かった。
懐メロ群の中ではデヴィッド・ボウイが「キャット・ピープル」など、目立っていたなぁ。