days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

The funny movie "Jason X", and scary homepage...?


取手で夕食後、三軒茶屋在住の30数年来の友人TNを拾って(20年振りに見るその実家は、すっかり様変わりしてました)自宅にてホラー映画DVD上映会。
と言っても、居間のテレビがKUROになって以来初めて来たTN曰く「ホームシアターは準備が大変なら、ここで十分だよ」。
ホームシアターもプロジェクターの電源を入れて30分ぐらいほっておけば良いだけなのですが、ここでぐだぐだ、だらだらするのも良いかと思い、寝っ転がりながらの鑑賞となりました。
彼とは以前はよく泊まりでホラー映画鑑賞とかしていましたが、こういったぐだぐだも1年振りです。
いきなりのこちらの気紛れに付き合ってくれるのにも感謝。


映画は彼お薦めの『ジェイソンX』。
13日の金曜日』シリーズもとうとう宇宙に飛び出した!
物語は、冷凍保存されたジェイソン・ボーヒーズが25世紀の宇宙船にて目覚め、殺戮を繰り返すというもの。


映画会社がパラマウントからニューラインシネマに変わっても、宇宙に行っても、このシリーズ、何も変わりません(笑)。
若く愚かな男女がセックスし、ジェイソンに叩き殺される。
音楽は常連ハリー・マンフレディーニなので、例の囁き声のような効果音楽も鳴ります。
ある意味観ていて安心出来ます。
っつーか、こんなしょーもう無い映画を「俺は好きだ」と言って人に観させるTNもTNですが、それに付き合ってしまう私も同じ穴のムジナ。


映画はかなり笑えました。
のっけからデビッド・クローネンバーグが悪い博士役で登場するし、全編ゆるゆるの演出でまるで怖くなく、アクション演出も迫力など皆無、学芸会同然の素人演技もヒドく、殺し方も余り工夫がされていません。
「おっ」と思うのはジェイソン解凍直後の最初の殺人くらい。
残虐描写売りなんだし、折角SFにしたんだから、それなりの工夫をすれば良いのに。


しかぁし意外と侮れない。
脚本は結構頑張っています。
終盤はSFならではの展開を見せ、『マトリックス』のトリニティもどきの女性アンドロイド対ジェイソンの闘いが用意され、遂にはジェイソンもとうとうお陀仏かと思いきや、遺伝子再生までしてしまう。
再生後は殆どターミネーターロボコップ状態(^^;
元々不死身なんですけどね。
で気付いたのは、ジェイソンのホッケーマスクが再生されたということは、そうか、マスクは身体の一部だったんだ、と(笑)。
ヴァーチャル空間のジェイソンなんて設定などという、滅多にお目に掛かれないシロモノまであってサーヴィスは満点です。
ラストはレイ・ブラッドベリのとある傑作短編(『刺青の男』収録)のパロディですか!?
思わずニヤリとしてしまいました。
惜しむらくは演出とCG特撮のチャチさでしょうか。
2001年の映画だから、特撮はこんなものかも知れませんが。


突っ込みどころ満載の映画鑑賞も可笑しく、ホームシアターでなく居間でぐだぐだ、ごろごろして観るに丁度良い映画でした。

好事家はお試しに如何でしょうか。


刺青の男 (ハヤカワ文庫 NV 111)

刺青の男 (ハヤカワ文庫 NV 111)


さて、TNがうちに来て最初にしたのは、DVD上映ではありませんでした。
「面白いサイト見つけたんでさ、ちょっと本当かどうか意見聴かせてよ」
その名も「裏ホラー」。
怖いもの好きな方はまずはクリックして、動画をご覧下さいませ。


投稿とか諸般の事情で放送局が自粛した未発表映像、などという怪しげな動画が数本、観られます。
オチが決まっているのもあれば、今ひとつなものもありますが、怖いもの好きには中々楽しめたのでした。


プロデューサーは一瀬隆重
今日現在ではまだトップページとそこからの直リンク動画しかありませんが、直に有料コンテンツ満載のホームページになっていくのでしょうか。


日頃から午前様どころか明け方様状態も珍しくないくらいに仕事が忙しいTNは、『ジェイソンX』の特典映像再生中に爆睡。
私も明け方にはシャワー浴びて自室でひと眠り。
朝には「これから直行で彼女とデートだ」というので、駅まで送って解散となったのでした。
つくづく元気なヤツであります。
それにしても彼女と会うというのに、服も着替えず、歯も磨かず、シャワーも浴びなくて良かったんか??
とまれ元気過ぎて寿命減らすなよー