days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

Fallout 3 クリア!


最後のメインクエスト「Take It Back!」の終盤で止まっていたSi-Fi RPGFallout 3』。
Xbox 360ダウンロードコンテンツもとっくに出揃ったので、そちらもやりたいが為にようやっとクリアしました。
時間にしてここまで80時間。
そもそも買ったのも1年近く前でしたし、ここ数ヶ月はストップしていました。
それも加味しても長い旅でしたが、ラストはかなりしんみりしたものでした。
これもこのゲームらしく、プレイヤーの決断が世界への影響に左右される、というもの。
だから人によってエンディングは違う筈。
それでも、数ヶ月前にクリアしたFable II』もそうでしたが、欧米の自由度の高いRPGは苦い勝利が流行なのでしょうか。


ラストに映し出される父と女の子の写真。

暗くて分かりにくいと思いますが、映っているのは主人公の小さい頃とその父親です。
幼く、あどけない顔付きの少女であっても…
かなりしんみりしてしまいました。


しかし自分の選択が自分自身のあり方だけではなく、周囲にも影響するというのは、実人生と同じですね。
私個人の平凡な人生を思い返してみても、人生とは切り開くものというよりも、選択するものだと思います。
中には切り開いていく人という感覚の人もいるのでしょうけれども、私自身の感覚ではそう。
その場その場での判断と決断が、その後の人生を左右する場合もあるのですから。
だからなのか、後悔の意味で「あの時ああすれば、もっと違った人生があったかも知れない」などという感覚はありません。
後悔に大幅な時間を取られるよりも、自ら下した決断の結果から学ぶことの方が大事だと思っています。
このゲームでも、良かれと思って結局は悲劇を招いたこともありました。
まぁ言っては何ですが、たかがゲームですから学ぶことは余り無いのですけれども、実人生と似通っている点は強く感じましたね。
これぞRPGです。
紛れも無い大傑作ゲーム。
私が遊んだゲームの中でも、3本の指に入る大傑作だと思います。
細かい点では不満もあるものの、それらを吹き飛ばすぐらいの満足度。
買って遊んで良かった、と心の底から思えました。


クリア後にダウンロード・コンテンツ5種を全て購入しました。
そしてゲームを再開すると、クリア直前のセーブポイントから始まります。
ラストは「苦い勝利」ではなくなったので、余韻は吹き飛びましたが、新たに数々の冒険を始められます。
まだ行っていない場所、やっていないクエストもたんまりあります。
また暫くは楽しませてもらいましょう。


このゲームをまだしていない人は幸せ者です。
今なら廉価版も出ていますし、ダウンロード・コンテンツ全て収録の『Game of the Year Edition』もこれから出ます。
まだの方は、破壊と恐怖と暴力とブラックユーモアが作り出す混沌たる世界をお楽しみ下さい。