days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

映画仲間とのプチオフ会


11月17日の日曜日は、映画仲間のsu1さんがいらしてのシアタープチオフ会を開催しました。
ネット上ではTwitterFacebookで日頃から交流させてもらっていますが、実際にお目に掛かるのは今春にいらして以来になります。


迎えの車ではsu1さん好みであろう、燃え燃え音楽としてジェリー・ゴールドスミスの傑作スコア『ダブルボーダー』を流していました。
はい、お好みドンピシャで良かったです。
最初は「これは何の曲だったかなぁ…」と散々悩まれていましたが、見事正解。
さすがです。
この何日か前に、Twitter上では『ダブルボーダー』で盛り上がっていたのですが、私はこの映画、全く面白くなかったのですよね。
大好きなウォルター・ヒル監督&ニック・ノルティ主演という『48時間』コンビだというのに。
ゴールデン洋画劇場で観た時は期待外れでがっかりでしたよ。
しかしゴールドスミスの音楽は燃えます。
特に冒頭、空港の場面からタイトルにかけては全く素晴らしい。
映画のベスト・シークェンスですよ。
ほら

…と思っていたら、劇場まで行ったというsu1さんも同感だった模様で、いきなり盛り上がりました (^^


本日の上映作品は『JAWS』、『タクシードライバー』、『エイリアン2』、それにご持参された『要塞警察』のそれぞれ抜粋でした。
スティーヴン・スピルバーグマーティン・スコセッシジェームズ・キャメロン、それにジョン・カーペンターと、どれもsu1さんお気に入りの映画監督作品になります。
映画に大変お詳しい方だったので、色々と楽しい話を伺えて物凄く楽しかったなぁ。


JAWS』はsu1さん指定の場面を観て行きます。
改めて言うのも野暮ですが、やはり横長ワイドスクリーンいっぱいに撮られた構図と、特徴的な編集は素晴らしい。
スピルバーグは天才ですね。
su1さんも「かっこいい!」連発です。
撮影監督ビル・バトラーは当時既にヴェテランでしたから、その能力も大きかったと思います。
しかしこれだけ決まっている画角連発の映画、しかも実際にコントロールの効きにくい洋上で撮影しているのですから、どれだけ大変だった事か。
現在だったらスピルバーグ自身も海洋ロケはしないと言っていますが、じゃぁ現代にこの映画を撮るとしたらCG連発になった筈です。
これは実際の海でのロケと、現物大のメカ・サメの存在感があっての映画なのです。
でないとここまでのリアルさは無かったと断言出来ましょう。
こうやってワイワイ言いながらの見慣れた映画鑑賞もまた、楽しいものです。


音量をこれだけ上げたのも久々だったので、それもまた楽しかったです。
su1さんにはうるさくなかったのかしらん…とも思いましたけれども (^^;
要塞警察』の音楽、大音量で聴くとベース音とか迫力あったなぁ。
低予算なのに (^^;
この映画、観るのは恐らく20数年振りくらいだと思うのですが、やはり前半にある警察署襲撃場面は素晴らしいですね。
少々画面が明るすぎる感はありますが、ここら辺の甘さはsu1さん曰く、後の撮影監督ディーン・カンディ登場まで待たなくては、という事のようです。
それでも初の2.35:1フレーム映画とあって、画面左右一杯の構図で使い切ろうとして頑張っていました。


スコセッシ、スピルバーグサム・ライミらが女性を綺麗に撮れないのは、オタク気質、女性恐怖症だからだ、等話題も面白かったです。
で、『タクシードライバー』のジョディ・フォスター、『ヒューゴの不思議な発明』のクロエ・グレース・モレッツは綺麗に撮られていたという話になると、su1さん曰く「宮崎駿と同じでロリコンなのです」。
そうか!スコセッシはロリコンだったのか!?と (^^


改めて言うのも何ですが、『タクシードライバー』はやっぱりヘンな映画ですよ。
無駄な場面や意味不明なショットも多いですし。
だから印象に残るのですよね。
バーナード・ハーマンの音楽も要所でジャ〜ンと鳴るのに、2人で大受け。
強烈な映画だよなぁ。


その他、『JAWS』のロイ・シャイダーは全く役に立たない、ラスト以外何もしない主人公なのに彼の代表作になっているとか、よくこんな役を自ら引き受けたとか、話題も尽きませんでした。


風邪っ引きの娘が高熱になり、妻一人で子供らの世話が大変になったので、大変申し訳ないけれども夕方お帰り願いました。
本当にごめんなさい。
この続きはまた是非ともやりたいですね。
息子へのお土産やら、ご出身の広島銘菓やら、お気遣いもありがとうございました。
また近日、ナカコ・ナイト2でもお会いしましょう!