days of cinema, music and food

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London Has Fallen


エンド・オブ・キングダム』(London has fallen)ミッドナイトショウ鑑賞 with 近所のM田さん。
公開2週目の土曜23時10分からのミッドナイトショウは、10人ほどの入りでした。


前作『エンド・オブ・ホワイトハウス』で親友でもある大統領アッシャー(アーロン・エッカート)の命を救い、大規模テロリストどもを皆殺しにしたシークレット・サービス・エージェントのマイク・バニングジェラルド・バトラー)。
英国首相の急死に伴う国葬に出席すべくロンドンに向かった彼らを迎えたのは、またしても大規模テロ。
各国首脳が次々と殺害され、アッシャーとバニングの乗ったヘリも撃墜されてしまいます。
孤立無援の彼らを、テロリストどもが次々と襲う。2人は無事に脱出できるのでしょうか。


これが初めて作品を観たイランの監督ババク・ナジャフィは、この手の映画にしては上映時間も100分と短くまとめていて良いですね。
守るよりも殺しが三度の飯より大好きなバニングさんの無双モードを楽しめる映画に特化しています。
バニングさんがざくざくとナイフで殺すのが好きなのは半分ギャグにもなっていて、「殺す必要あったのか?」と突っ込まれたり、「もうやめろ」と止められたり。
かなりアブないシークレット・サービスなのです。
撃たれたり刺されたりして出血してもなんのその、とにかく強いので安心感がありました。
その意味では緊張感に欠けるし、内容もかなり大雑把。
緊急事態になって大統領不在の間に指揮を執る副大統領モーガン・フリーマンが、いきなりズバリ的中の名推理を披露して、細かい話はすっ飛ばし。
そもそも、ここまでの大規模テロをたった2年間で準備するのはどうやったんだ…などという説明も無く、短い上映時間を細かい説明などよりもバニング無双に焦点を当てた作りになっているのですから。
その点では前作と共通していて、ちゃんとシリーズものになっています。


終盤の市街戦場面では、エマニュエル・ルベツキの撮影が凄かった『トゥモローワールド』もかくやという、延々長回しも登場。
かなり意欲的ですが、あちらに比べて緊張感が無かったのは、カメラマン(=観客)も撃たれるのでは?という怖さが無かったから。
こちらは状況描写の為のカメラであって、道の真ん中で両軍撃ち合うのを撮ったりしていましたからね。


ともあれ、気軽に観られるアクション映画となっています。