days of cinema, music and food

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Alien: Covenant

Alien: Covenant
リドリー・スコットの新作『エイリアン:コヴェナント』鑑賞しました。
前作『プロメテウス』と『エイリアン』を繋ぐ物語として位置付けられています。
『プロメテウス』が緊張感も無く退屈で3D効果も無く、酷くがっかりした映画だったので、今作も全く期待していませんでした。
ところが意外にも楽しかったのです。
単なる帳尻合わせ優先ではなく、娯楽度が高くて。


幾人かの登場人物は単なる記号でなく、きちんと描かれていたのも好印象でした。
特にアンドロイドを1人2役で演じるミヒャエル・ファスベンダーはすっかりスコット映画の常連ですね。
余程彼を気に入っているのが観ていて分かります。
また壮観で映像美満点なスコット作品は久々ではないでしょうか。
同時にシリーズで最もグログロな映画でもあります。
場面によっては『エイリアン』のセルフリメイクといった箇所もありましたが、過去の作品を総括したいという老境のなせる業でしょう。


音楽は『エイリアン』のジェリー・ゴールドスミスの流用がやたらと目立っていました。
ハリー・グレッグソン=ウィリアムズの他の映画音楽も幾つか使ってもいたみたいです。
これもまた、音楽に無理解なリドリーらしかったです。