days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

赤い風車


何だか最近、『ムーラン・ルージュ』(Moulin Rouge!)の気分なのです。


ムーラン・ルージュ アルティメット・エディション [DVD]


もちろん、ニコール・キッドマンユアン・マクレガーの・・・というか、バズ・ラーマンのパワー爆発の、あの怪作です。
ジョン・ヒューストン監督のロートレック映画ではありません(観ていないし)。

サントラCDもよく聴いていますし、普段からミュージカル場面だけDVDで観たりしていたのですが、つい先日は我慢出来ずに本編全部を通して観てしまいました。


うーむ、何度観ても凄い。


色彩と音の下品さ大バクハツ!という感じです。
無論、ニコールあっての映画ではありましょう、ハイ。
彼女の退廃的色気が無かったら、随分と雰囲気も違っていたのではないでしょうか。


内容はずばり『椿姫』、要は通俗的過ぎるほど通俗的なメロドラマなのですが、これで良いのです。定番がしっかりしているからこそ、退廃・悦楽・苦悩・嘲笑がぎっしり詰まった混沌が描かれていても、映画としてまとまっているのですから。


好き嫌いが分かれる映画ですが、未見の方は度胸試しのつもりで。出来れば大音量で、是非。