days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

ある芸者の回想録


正月3日目となると、さすがに道路も混んで来ましたね。
昼に観に行く予定が、渋滞&駐車場に入れずでレイトショーにて出直し。
「日本が嫉妬するJAPAN」の触れ込みの『SAYURI』(Memoirs of a Geisha)を観て来ました。


傑作『シカゴ』のロブ・マーシャル、さすがに舞踏場面の撮り方は様になっています。前作で見せた細切れ編集も無く、割としっかり撮っています。
映像は本当に美しく、衣装も美麗。女優も皆綺麗です。
芸者の世界の光と影も興味深い。
上映時間2時間半と長い映画ですが、全く飽きさせません。


ですがどことなく中途半端な印象が残るのは、芸者の世界と長い年月に秘められた恋愛の両方を描こうとして、どっちつかずになったからでしょうか。
底が浅く感じられてしまうのです。


役者ではコン・リー桃井かおりが印象に強く、工藤夕貴が1番英語が達者でした。