days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

零〜zero〜


久々にホラー系のゲームをやってみました。
テクモの和製ホラー『零〜zero〜』です。
亡霊が巣食う忌まわしい過去を持つ屋敷にて、行方不明となった兄を探す少女を主人公としたゲームです。


零?ZERO? PlayStation 2 the Best


お話の方は中々しっかりしていて、過去に行われていた忌まわしき儀式と、その陰に隠されていた哀しき想いが描かれていて、珍しくゲームのプロットに感心したのでした。
ヒロインがセーラー服っぽいのに超ミニスカートで、山の屋敷に行くのにそんな格好かい、と突っ込みを入れてしまうのはご愛嬌として。
ゲームのお話って、結構いい加減なものも多いですからね。
それを充実させようとし過ぎて、『メタルギア・ソリッド』みたいに長ったらしいのになってしまう場合もありますが。


さてこの手のゲームよろしく亡霊とのバトルも多く、またパズル系の謎解きがあちこちに出て来ます。
で、問題なのはバトル。
武器が霊力を吸い取るというカメラ・・・。


え、武器がカメラ!?
銃とか棍棒なんかじゃなく?
いくらお化けが相手とは言え、そりゃ余りにも頼りにならなさ過ぎではないですか???


・・・ということで、結構冷や冷やさせられます。
が、亡霊出現も慣れてくれば左程恐くなくなりますね。
ホラーゲームにありがちなパターンです。
でも、『バイオハザード』や『サイレントヒル』の1作目を思い出させてくれる恐さがありました。
ただこの恐さの共通点って、後の人気シリーズ1作目にありがちな操作性の悪さや、不親切さによるところも大きいかと。
本作も腹が立つ程に操作しにくい箇所があったりで、そういうときに限って主人公の体力を奪う亡霊が近寄って来たりするんですよね。


それからですね、取扱説明書が分かり難いです。
カメラを使って素敵な心霊写真アルバムを作ろうとしたのですが、今1つ保存方法が分かりにくかったです。


クリア時間は10時間程度と、割かし短め。
クリア後はミニゲームが出現し、カメラの性能アップも出来ます。
中古で2千円弱と安かったので、コストパフォーマンスはかなり良かったと思いました。


ところでテクモは、昨夏まで友人がメインプログラマーとして勤務していた会社なのですよね。
友人が退職した理由は、体力的に「20代までの仕事だ」と悟ったからだとか。
彼が退職してくれたお陰で、数年振りにホームパーティに来て貰えたりしたのですけれども。