靴選びは苦難の道

仕事用の革靴を買うべく、渋谷西武へ。
革靴の1つが、8年目にしてゴム底がひび割れてしまい、雨の日に履けなくなってしまったのです。
紳士靴売り場で、担当になって下さったKさんに奔走して頂きました。

私の足サイズは27.5〜28.0。
このサイズが無い靴も珍しくありません。
仮にサイズがあっても、横幅、足の厚みなど、足に合わないことも多い。
全く厄介です。

以前、スニーカーを買うのに3ヶ月に及ぶ週末探索行を行ったことがあります。
3ヶ月は1番長かったと記憶していますが、1ヶ月くらいはざら。
探索初日に気に入って足に合う靴を買えるのは非常に稀なのです。
ですからこの日も、デザインが気に入った靴をとっかえひっかえ出してもらい、次々と足に合わない靴の山が築かれていくにつれ、半分諦めていました。
あぁ、やはり今日もか、と。

が、救う神もいるものです。
デザインも中々だし、足にぴったりの靴が見付かりました。
Kさん、どうもありがとう！

選んだのはバーバリー。
靴を買うのは初めてのブランドです。
が、底も革ということで、革底靴が初めての私は、手入れ法もその場でKさんに教えてもらうことになりました。
Kさんが実際に買った靴で実演して下さります。
靴墨塗ってブラッシング、柔らかい布で磨き上げます。
その上にミンク油を塗ると撥水性が上がり、さらには防水スプレーをするとより撥水性が高まるとか。
靴磨きが好きな私は、Kさんの手許を熱心に眺めました。
よーし、自分もやるぞ、ミンク油もどんなものだか試したいし、と。
何はともあれ、これで雨が降ろうが槍が降ろうが、へっちゃらだ。

ところがKさん曰く、「革底なので、雨の日のご使用はなるべくお避け下さい。」

ありゃりゃ、当初の目的は・・・。
この靴は「特別な日」用ですか？

対応して下さったKさんの対応が素晴らしく、今度も彼女に御願いしたい、と思ったのでした。