days of cinema, music and food

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Chie Ayado live at SweetBasil


六本木スイートバジルにて、綾戸智絵のライヴを観ました。
開場18時30分でディナー、彼女のライヴは20時からでした。


ディナーは、エスカルゴとポテトのコロッケ、パンチェッタとキャベツのパスタ、マスのグリル マスタードソース添え、名物というハンバーガーなどで、どれもちゃんとした料理で結構なお味でした。


さて綾戸智絵です。
彼女のライヴは初めて。
先日拙宅に来た友人は行ったことがあり、翌日は大変楽しかったと言っていたので、期待していました。
その期待は裏切られませんでした。


曲目は、レイ・チャールズの『わが心のジョージアGeorgia in My Mind)』から始まり、ジョン・レノンの『ウーマン(Woman)』、映画『カサブランカ』で有名な『時の過ぎゆくままに(As Time Goes By)』(これは誤訳で、本当の意味は「時が経っても」だけど)、エロール・ガーナーの『ミスティ(Misty)』など、ジャズ・スタンダードだけではない、でも有名な曲中心で、非常に親しみ易いライヴでした。


親しみ易いというのは綾戸智絵の人柄そのまま。
関西弁の喋りが非常に面白く、客も乗ってきます。
喋りと曲の比率は半々くらいでは、というくらいに喋ります。
喋りで乗せ、歌とピアノで乗せ、と本当に楽しい。
コントラバス、ギター、パーカッションの3人組との演奏もコンビネーションがよく、純粋に音楽としても楽しめました。


楽しいといっても、浮世を忘れて楽しもうという乗りではありません。
喋りも演奏も、彼女の48年間の人生が、歳の積み重ねが、年輪が透けて見える素敵なもの。
その意味で、地に足の付いた大人のライヴだったとも言えましょう。


綾戸智絵ってここまで小柄で細いとは思いもよらず、でもその小さな身体から発せられるエネルギーとパワーで、元気をもらいました。