Hoosiers (aka: Best Shot)
遅くまで残業していると、通勤時間帯は目の疲労も考えて読書しなくなります。
そこで通勤の間は音楽鑑賞と相成る訳です。
ここ2日ほどは、ジェリー・ゴールドスミスの傑作スコア『勝利への旅立ち』(1986年)輸入盤を聴いています。
高校バスケットボールを題材にした映画で、コーチ役のジーン・ハックマンが良い味を出していました。清々しい映画になっていたと記憶しています。
で、スコアですが、これまた清々しい出来上がり。シンセ・ドラムでバスケットボールが床を跳ねる音を模して、そこに重ねられるのがシンセとオケのメロディ。躍動感と美しさを兼ね備えた素晴らしいスコアになっています。
1曲目は珍しくも御大自らの自作自演。
当時、巨匠が凝っていたヤマハDX7を使ったフル・シンセの曲です。
プログラミングは息子のジョエル・ゴールドスミスが担当していて、巨匠ノリノリの演奏が楽しい。
私が持っているのは英国盤CDです。
原題は『Hoosiers』というこの映画、インディアナ州住民を表すこの題だと海外では意味不明だと、北米以外では『The Best Shot』のタイトルで公開されました。
確か日本もそうだった筈。
40分弱と短いアルバムですが、明るく、爽やかなスコアが今の私には心地良く響きます。
映画も機会があったらどうぞ。
押し付けがましい感動とは無縁の映画ですが、中々楽しめます。
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