days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

Red Eye


残念ながらビデオスルーのこの映画、大味無内容な大作映画に食傷気味の私には、とても面白かった。
タイトルも『パニック・フライト』とあんまりですが、ドリームワークス作品。
れっきとしたメジャー映画です。


レイチェル・マクアダムス演ずる敏腕ホテルマネジャーが、孤立無援で飛行中の旅客機内で恐怖の体験をする・・・というのは、『フライトプラン』同様。
でも大味大作だったあちらよりも、低予算でも端正な切れで最後まで引っ張ったこちらの方が良かったです。


最初からいかにも強そうなジョディ・フォスターと違って、後半の反撃も応援したくなるレイチェル・マクアダムスも、隣席に座った親切で感じの良いキリアン・マーフィも好演。
ウェス・クレイヴンの演出も歯切れ良く、85分(エンドクレジット除くと78分くらいか)をピシリと締め、中々でした。
長年ホラー映画を作ってきた手腕が、こういうところで発揮されています。


傑作とか大作とかではないけれど、小味なB級スリラーとして楽しめました。