The Holiday
才女ナンシー・マイヤーズの脚本&監督最新作『ホリデイ』です。
主演は世間的にはキャメロン・ディアス・・・となるのでしょうが、個人的にはご贔屓ケイト・ウィンスレットとジャック・ブラック、ジュード・ロウ目当てとなります。
キャメロンとジュード、ケイトとジャックがそれぞれカップルになります。
痩せカップルと太目カップルですね。
でも相性はそれぞれ良かったです。
各人個性を出しつつロマンティック・コメディに合った演技を見せていましたし、特に深刻なドラマものが多いケイトとジュードが軽めの演技でもイケるのが嬉しい。
これはコメディの大ヴェテランならではの演出ですね。
安心して観られるコメディは嬉しい。
ホーム・エクスチェンジってご存知でしたか?
限定期間で家ごと交換するのですが、日本では殆ど馴染みが無いと思います。
これを基本にしたアイディアからして面白いし興味惹かれます。
映画はマイヤーズ作品らしく、ちょっと長めでテンポを欠くのが惜しい。
これで135分は長いでしょう。
同時進行する主人公らを丁寧に描いているのが足を引っ張っているのです。
好きなんですけどね、映画としては。
ハリウッド黄金時代を知る元脚本家役イーライ・ウォラックが特にチャーミングだったことも言い添えておきましょう。