days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

COPPOLA'S vinoteca

東京ミッドタウンに出掛けたついでに、飛び込みで入ってみました。
運良く17時の開店から19時半までだったらOKとのことでしたので、早速お味をば。


店名の示す通り、映画監督であるフランシス・フォード・コッポラが運営しているお店。
そこの日本第1号店です。
近年は映画監督としての活動はご無沙汰ですが、ワイナリー経営者としては高い評価を得ています。
リカーショップで売っていますね。
しかし飲食店で出すのは、ここだけとか。


ワインの瓶がぎっしり並んだ通路を抜けると、高い天井と全面ガラスの壁面が作り出す開放感のある空間が目を引きます。
窓の外は芝生のある公園(ミッドタウンの一部ですが)。
ロケーションは中々です。


テーブルはカウンターのみ。
見知らぬ客同士、または店員とのコミュニケーションが取れるようとのこと。
店内の造りは客の感性も開放しようとの意図なのですね。
よって1人、多くて3人で来店し、和気あいあいと店の人たちと楽しむのが良いのかも。


この日はフランスから来たというお姉さんと歓談(お店の方です)。
来日して7年だそうですが、日本語よりも英語の方が達者のよう。
因みにフランス人ですがキリンビールの方が好きだとか。


さて料理はモッツァレラチーズの包み焼き、ピッツァ、マッシュルームの詰め物、パスタ、デザートなどを頂きました。
料理の味は特に絶品というものではなかったのですが、ワインに合うのは確か。
ワインは白も赤も本当に美味しかったです。
それに比べて料理は少々負け気味でした。
シャンパン、グラスで白を2種、ボトルで赤を1本空けましたが、どれも素晴らしかった。
選んで頂いたもの全て当たりでした。


写真はマイキーの鳥料理。
マイキーって誰?
コッポラのおじさんの名前だそうです。
娘であるソフィア・コッポラの名前のメニューもありました。
ファミリーを大事にするイタリア系らしい。
その内にお父さんの故カーマイン・コッポラの名前のメニューも登場するかも。


コッポラ本人は来日予定は無いそうですが、今年中に夫人のエレノアが来店予定だとか。
運が良ければ、『地獄の黙示録』にて混迷の泥沼にはまり込んだ夫を冷徹に撮り上げたドキュメンタリ作家と出会えるかも知れませんよ。