days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

Blades of Glory


帰りの飛行機内で観た映画のご紹介。
まずはウィル・フェレル主演の『Blades of Glory』(2007)。
邦題は『俺たちフィギュアスケーター』。
bladeとは刃のことですが、ここではアイススケート靴のブレードのこと。
フィギュアスケート界を題材にした、フェレル主演作らしいアホバカ・コメディです。
吹き替え版での鑑賞です。


オリンピックの男子シングルで同時に金メダル受賞となったアメリカ代表のライバル選手2人(フェレルと、『ナポレオン・ダイナマイト』=『バス男』のジョン・ヘダー)。
イガミ合う2人は受賞台での乱闘により協会より除名されて永久追放、共に堕ちるところまで堕ちてしまう。
ところが永久追放には抜け道があった。
別の競技でなら出場しても良いのだ。
ペアならばと思うものの誰も組んでくれず、犬猿の仲の2人はイヤイヤ組むことに。
しかしこの2人を脅威と見たとあるペアの人気者男女選手は、妨害工作を仕掛けて来る。


フェロモンぷんぷん(という設定の)フェレルと、ナヨナヨしたブロンドのヘダーのコンビも良いけれど、とにかく全編アホな笑いが炸裂。
機内上映で周りは寝ている人が多いので、笑い声を上げないようこらえるのに必死でした。
コーチが教えようとする必殺(文字通りに必殺)技の初登場場面、終盤の珍妙な追跡場面など、思い出すだけでも笑えます。
また、93分というコンパクトな上映時間も良い。
無駄無く短いお陰で、笑いが濃縮されています。


ヘダーは日本に住んでいたこともあるそうで、劇中の記者会見場面での日本人記者からの質問に対し、言語では流暢な日本語を披露しているそうですが、吹き替え版なので残念ながらそれは確認出来ず。


濃すぎるので日本では受けないウィル・フェレル主演作品ですから、いくら今年の北米大ヒット作品とは言え劇場公開は無いでしょう。
ヴィデオスルーになりそうですが、レンタル屋で見掛けたらお試しあれ。