days of cinema, music and food

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Blade Runner on SD and HD


とうとう解禁されましたね、『ブレードランナー』のDVD、Blu-rayHD DVD発売が。


ワーナー、「ブレードランナー」をBlu-ray/HD DVD化−5種類の本編とフィギュアを同梱した24,800円のDVDも


目玉はこれでしょう。


かさばるアタッシェケースやオマケはいらない、という方はこの5枚組が宜しいかと。

かねてからファンの間では有名だった、イギリスのテレビ局Channel 4製作の長編ドキュメンタリー、『On the Edge of Blade Runner』が観られます。
これは是非観たい。


これらは北米とほぼ同時の発売となるのは嬉しい。


嬉しくないのは、こういった豪華仕様がDVD-VIDEOのみだということ。
HD盤は『ファイナル・カット』版のみ、1枚もののリリースだけなのです。


ブレードランナー ファイナル・カット (2枚組) [Blu-ray]

ブレードランナー ファイナル・カット (2枚組) [Blu-ray]


『ブレード・ランナー ファイナル・カット』製作25周年記念エディション [HD DVD]

『ブレード・ランナー ファイナル・カット』製作25周年記念エディション [HD DVD]


当然ながら北米ではHD盤もアタッシェケース版、5枚組版がそれぞれリリース予定。
この仕様の格差は何でしょうか。
とてもじゃないけれど、「1枚で十分ですよ」とは言えませン。


既にHD環境を導入している私としては、もうSD映像には戻れません。
しかしながら大好きな映画、しかも長年観たかった特典映像満載なので、ここはやむを得ずDVD版を購入しようか悩みどころです。


それにしても痛感するのは、メーカーの見当違い。
廉価版でも無い限り、DVDやHDディスクを3千円、4千円出して買うのは殆どマニアなのです。
普通の人は廉価版の1枚もので十分満足しているのです。
HD環境を導入しているのは、やはりマニア。
熱心なマニアを大切にしないで見当違いの商品を出すというのは、メーカーの姿勢が問われます。


ワーナーはBlu-ray DiscHD DVDを両方リリースしてくれるメーカーですが、各ディスクの仕様自体は特に国内盤に関しては余り褒められたものではありません。
どうにもワーナーのHDディスクを購入するのに躊躇するのは、貧相な仕様にもよります。
最初は貧相な仕様でリリースして、後から豪華盤を出すのではないか、とDVDで散々出費させられたこちらも知恵が付いてきた、というのもあります。


今回の『ブレードランナー』は、HDも遅れて豪華仕様でリリースされるもの、と信じたいところ。
特にワーナーは、『父親たちの星条旗』と『硫黄島からの手紙』を最初にDVDでリリースしてから(HDリリースの告知は無し)、何ヶ月か経ってからHDをリリースした前科がある故、ある意味信じたいところ。
このときにマニアに大勢の敵を作ったのではないか、とあちこち書かれていましたが、今度も敵を作らないでもらいたいものです。