days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

Dreamgirls: 2-Disc Showstopper edition


Blu-ray Discで購入済みの『ドリームガールズ』本編をようやく通して鑑賞です。
劇場鑑賞での感想はこちらとして、さて本ディスクは如何に。
1年半限定ながら、パラマウントBlu-ray Disc撤退&HD DVDのみリリースということもあって、早くもあまぞんさんではプレミアになっていますが。
因みに近所の大型家電量販店では、まだBDも売っていました。


コーデックはMPEG-2で画質はまぁまぁ綺麗。
でももう少し生々しさが欲しかったなぁ。
140インチの大画面での視聴に全く支障は無く、悪くは無いけれども、驚くような高画質でもありません。
色はかなり綺麗です。


音はガッカリのドルビーデジタル音声のみ収録。
ミュージカルに非圧縮音声のリニアPCMは必須でしょう。
折角の音楽映画なのだから、CD並の音質で聴きたかった。
明らかに『カジノ・ロワイヤル』に比べて聴き劣りします。
音量レヴェルも若干低いし。
HD DVDロスレス音声収録なので、BDとHD DVDのプレイヤーを両方持っている人は、HD DVD版を買うのが良いかも知れません。


いやぁそれにしても、HDディスクのチャプター出しは便利です。
映画本編を観ながらチャプター画面を表示出来るので、好きな曲をポンとすぐに選択出来る。
このディスク、曲ごとの細かいチャプターが付いていても良いくらいですが、大体はすぐに曲の頭出しが出来ます。


本編ディスクには、本編では使われなかった版や、ボツになった曲が視聴出来るのが嬉しい。
『Steppin' to the Bad Side』などCD版よりもさらに長く、ジェイミー・フォックスらのクールなダンスまで観られてしまいます。
こうして本編を観直すと、この曲はかなり短く使われていますね。
劇場で観たときはワルになるべく決意した男3人のカッコ良さに痺れ、後半のステージ場面ではドリームガールズら登場のカッコ良さに痺れ、曲全体の余りのカッコ良さに痺れたのですが。
観直すとカッコ良いものの、意外に時間が短く、あっさりしているように思えました。
使われなかった版は長いので観応え&聴き応えはあるものの、映画のテンポを損なったことでしょう。
却下された理由については、特典ディスクで脚本&監督のビル・コンドンが語っているので、そちらも納得の理由でした。


この曲は重要な曲だからか、特典ディスクでもあちこちに登場します。
振付師のオーディションがあるなんて、ご存知でしたか?
この曲の振り付けオーディション映像が収録されているのです。
バンドは生演奏。
撮影は画質も音質も悪いビデオだけれども、6分以上の曲をノーカットの長回しで捉えていて、ダンサーたちのダンスに痺れます。
肉体の存在感が凄い。
これぞ人間の生身の迫力。
思わず拍手!


ここの振り付けの多くが、実際に映画版でも使われていますが、細かいショットの積み重ねの映画では、この迫力は出ない。
舞台版を観たくなりました。
振り付けは映画と舞台では全然違うみたいですけれどもね。


美しいビヨンセ・ノウルズ(正に眼福!)や、ドリームガールズの1人アニカ・ノニ・ローズらのオーディション映像もあって、特典は結構満足度が高い。
長編のドキュメンタリ(細かくチャプターが切られていて便利)も見応えがあります。
お奨めのディスクであります。


ドリームガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]

ドリームガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]


ドリームガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション (HD-DVD) [HD DVD]

ドリームガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション (HD-DVD) [HD DVD]


Dreamgirls (2006) (Coll)

Dreamgirls (2006) (Coll)