days of cinema, music and food

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Aliens vs. Predator: Requiem (aka: Aliens vs. Predator 2)


AVP2 エイリアンズVS.プレデター』を観に行きました。
久々にワーナーマイカル新百合ヶ丘行きましたが、ロビーに通じる廊下の椅子が綺麗になっていたり。
レイトショーは6割の入りといったところ。
客層も男性率が高いのは予想通りでしょうか。


そもそも監督は特撮マン出身とかで知らない兄弟だし、キャストも殆ど知らない面子ばかり。
まるで期待していなかった映画ですが、予想通りに1時間半強、退屈せずとも観ていられました。


誰に感情移入すれば良いのか分からない登場人物たちでしたが、主人公を演じるスティーヴン・パスクールが、我がボストン・レッドソックスの守護神ジョナサン・パペルボンそっくりなのが可笑しかったです。
登場する度にボンちゃんの顔が重なり、画面の他に注意が行かないことおびただしい。
頼もしい役でしたので、やはり守護神は違うとヘンな意味で安心して観ていられました。


PG-12なので出血度も高めのこの映画、メジャー大作に珍しく、冒頭から子供に始まり、妊婦も皆殺しと中々の鬼畜振り。
しかしながら即物的描写ばかりでスリルも恐怖も盛り上がらないのが、ねぇ。
やはり怪物ショーと化した映画は、昔の東宝怪獣映画のノリで観るのが正しい。
特撮やメイクの完成度は、さすがこのシリーズ常連のアレック・ギリス&トム・ウッドラフ・Jrなのですが、見所はそれくらいか。


証拠隠滅を図るプレデターの努力空しく、全て水の泡になってしまうのが、唯一感情をちょい揺らせられたといったところです。


ブライアン・タイラーの音楽は、かなり派手にオケを鳴らしていました。
所々、ジェリー・ゴールドスミスの『エイリアン』だったり、装甲車が出て来るとジェームズ・ホーナーの『エイリアン2』、プレデターが画面に映るとアラン・シルヴェストリの『プレデター』に似たフレーズやリズムになるのがご愛嬌。
かなりマニアックですけれどもね。