days of cinema, music and food

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The Lord of the Rings: The Two Towers - Special Extended Edition


先日に引き続き、『ロード・オブ・ザ・リング二つの塔 スペシャル・エクステンデッド・エディション(SEE)』家庭内上映。
本作も『旅の仲間』同様に二夜連続、ディスク1と2を分けての上映となりました。
これも久々の鑑賞ですが、うーん凄いという言葉が出て来ますね。


SEEと劇場版の大きな違いは40分以上もの上映時間の違いではありますが、印象がかなり違います。
劇場版では後半はひたすらヘルム峡谷の戦いが延々続くように感じられ、また盛り上がりも凄いものでした。
それに対しSEEではドラマ部分が増え、戦闘場面は劇場版と余り違わないので、意外に戦闘場面では劇場版のように「うぉー」とまでは盛り上がりません。
しかし全般に増えた細かい描写が、作品全体を豊かな世界であると信ずるに足る存在にまで押し上げています。


それにしても、終盤のヘルム峡谷(アラゴルンギムリレゴラス、セオデン王)、アイゼンガルド(メリー&ピピン)、オスギリアス(フロド&サム、ファラミア)の3箇所同時進行で迎えるクライマクスの凄いこと。
こういった状況を、混乱無く描き分けるピーター・ジャクソンら脚色や編集スタッフの手腕も凄い。


さぁて、続く『王の帰還』との再会も待ち遠しくなって来ました。
しかし豊穣なる世界との別れとも近付いているのは、少々寂しく思えて来るものですね。


DVD-VIDEOは今観ても高画質。
音質もサラウンドも申し分ありません。
ハワード・ショアの音楽は雄大に広がり、戦闘場面の重低音やナズグルの乗る竜の金切り声も凄まじい。
フィドルが響くローハンのテーマも美しい。
来るべき将来にリリースされるであろうBlu-ray Disc版も楽しみです。