days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

Army of Two


只今2週目の『アーミー オブ ツー』。
TPS、いわゆる三人称シューティング・アクションです。
Xbox 360派の私としては、無論、Xbox360版を購入しました。


このゲームで特徴的なのは、2人1組で協力しながら進めて行く点。
1人で遊ぶときはAIの相棒に指示を出し、オフラインでもオンラインでも2人で遊ぶときは声を出しながら進めて行きます。


これが面白い。


昨年の大傑作『ギアーズ・オブ・ウォーGears of War)』で味を占めて以来、協力プレイ(CO-OPモード)の面白さにはまったこちらとしては、正にツボ。
迫力ある銃撃アクションだけでなく、ダウンした相棒を助け出したり、高所に引き上げたり、一緒にドアを開けたり、同時に狙撃したりしながら、楽しく進めます。
強力な敵の銃座がバリバリ撃って来たら、片方が相手の注目を浴びている間に、もう片方がこっそり背後に忍び寄って後ろからやっつけたり。
恐らく1人で遊んだら、これほどまでには面白く無いのではないでしょうか。


というのもこのゲーム、面白いだけではなくかなり欠点も目立つものとなっているのです。


まずはキャンペーン・モード(物語モード)が余りにも短い。
6〜7時間でクリアしてしまいます。
短いと思った『ギアーズ・オブ・ウォー』でさえ、もっと長く楽しめました。
最後も呆気無い。
バイオハザード』シリーズだったら、ロケットランチャーを出してくれてからプレイヤーに撃たせてくれたことでしょう。


次に字幕。
画面分割しての協力プレイだと上下に画面が分かれるのですが、英語音声なので字幕を読まねば筋が分かりません。
しかしその字幕は下画面の下にしか表示されないのです。
戦闘中など忙しい場面では、幾らなんでも他人の画面のしかも下なんて読むヒマありません。
お陰で今もって話がよく分かりません。
日本語音声にしてもらいたかった。
ギアーズ・オブ・ウォー』や『Halo(ヘイロー)』は日本語音声だったので、撃ち合いながらもストレス無く物語を追えたのですから。


それにその字幕の内容。
音声では明らかに中国、イラク、などと言っているのに、「アジア某国」とかボカした言い方にしています。
意味が分からない。
実際の国名も出してしまうこのゲームのいかがわしさも含めて、もっと楽しめるようにローカライズしてもらいたかったものです。


さらには武器商人。
主人公らは傭兵なので、仕事をしていくとお金がたまって行きます。
武器商人から高い銃器を購入したり、性能をアップさせたり、悪趣味極まる金メッキ仕上げにしたり(笑)と色々出来るのは楽しいのですが、商人が出てくるタイミングに色気が無い。
マップの境目に唐突に「武器商人に行きますか?」と字幕が現われるのです。
ステージの合間とかに出てくれば良いのに。
バイオハザード4』などの方が、登場のタイミングも楽しかった。


それから雑魚兵の強さ。
物陰から腕だけ出してバリバリ撃って来ることも多いのですが、理不尽なまでに百発百中。
折角高い金だして買ってチューンナップしたライフル類も使うヒマがありません。
結局はマシンガンでの撃ち合いになってしまいます。
結果、戦略性の点で物足りなく感じます。


と色々文句を言いましたが、グラフィックは凄いし、ムービー部分などはすっかりCG映画。
音声も銃撃音や弾着音が物凄い迫力。
音声レベルが何故かかなり低いのですが、音量を上げると最新の戦争映画、アクション映画も真っ青な迫力です。
派手ではなく、かなりリアル志向の音なので、オーディオ再生機器の性能も問われるかも知れません。
テレビからの音声だけでは、しょぼい音に聴こえてしまう可能性があります。


これでオンライン協力プレイもしたら、別の楽しさがあるかもなぁ、などと思いながら、AIとではなく友人との協力プレイを楽しみたくなった方には、是非お試しあれとお薦めします。


アーミー オブ ツー - Xbox360

アーミー オブ ツー - Xbox360