days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

靴修理@美靴工房


昨年買った会社用革靴の靴底のつま先部分が減ってきました。
これ以上放置しておくと、次の層まで減りが達し、余計な出費となりかねません。
ということで革製品の修理なら安心の、ここ、二子玉川にある美靴工房にお願いしてあります。


風邪も大分癒えて来たので今日は久々に外出し、靴を引き取りに伺いました。
お店は玉川高島屋の横道を進んだところにあります。
写真にある通り、職人さんの人形が目印。
1台のみならお店の前に駐車も可です。


つま先だけの修理とは言え、縫うのか、それとも単に張り合わせるのか、2通りの方法があります。
今回は比較的安価な張り合わせでお願いしていました。
暫し待つ間、つい店内もパチリ。

所狭しと靴箱が積み重なっているだけではなく、木製テーブルや壁面などにも色々な種類の皮が張られていて、正に「工房」の雰囲気があります。
全国から依頼が来るとかで、信頼されているお店なのでしょうね。


さて、出て来たグレンソン君は、思っていた以上に立派な修繕をしてもらいました。
職人の方のこだわりとかで、新しい部分も他の部分と違和感が起きないよう、わざと汚しを入れてくれています。

つま先部分、横に線が入っていますよね。
ちょっと光が当たって見えにくいですが。
ここから先が新しい部分なのですが、そうは見えないようにしてくれました。
靴底側面も修理箇所だけではなく、全て黒く色を塗り直してくれています。
こういった配慮が嬉しいではないですか。
これだけ丁寧な仕上げで3,000円台とは、安いと思いました。


店員の方も知識が豊富なので、いつも色々とアドヴァイスがもらえて助かります。
店内にジョン・ロブの靴袋があったので、
「『007/カジノ・ロワイヤル』でボンドはジョン・ロブを履いていましたよ。」
などと、つい話してしまったり。

ジョン・ロブ・・・丸の内店で初めて現物を見て、「ほー、美しいなぁ」と思いました。
憧れではありますが、20万円もする靴を履いて激ラッシュの中を潜り抜けて会社まで行くのは、財政的な問題だけではなく、中々勇気が入りますね。


来週はまた、底全体の交換を依頼した履き慣れた革靴を引き取りに伺います。
さて今度の靴は、どんな顔を見せてくれるでしょうか。
折角足に合った靴なのですから、長く大切に履きたいものです。


このお店、靴だけではなく革製品全般の補修を請け負っているとのことですので、お気に入りの物の補修を考えているのでしたら、まずは相談してみては如何でしょうか。
丁寧な対応としっかりした説明を受けられます。