days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

桐生→佐野


折角の独り夏休みですから、普段出来ないことをしたくなりました。
急に思い立ったのは、群馬県桐生市と栃木県佐野市に行くこと。
ひょんなことから桐生の名物(らしい)ソースカツ丼を食べること、さらに佐野在住の元同僚と会うことを思いつきました。


ということで、一昨日、前の会社の元同僚S口君に連絡。
折角の3連休だというのに、会うことを快諾してくれました。


朝9時過ぎに出発し、桐生到着は11時半過ぎ。
今日も暑い予感です。
お目当ては藤屋食堂。
桐生は色々と食べ物が美味しいそうですが、何故か最近、カツカレー(先日のは美味しかった)に続いてカツが食べたくなっている私には、ソースカツがとても魅力的なのです。
注文したのはソースカツ丼上(ヒレ)。
徐々に店内の席が家族連れなどで埋まっていく様子を眺めながら、数分も待つと出て来ました。


さくさくした衣に包まれた肉は柔らかく、噛んだ食感の差が嬉しい。
肉質自体もとても良く感じました。
カツの下に綺麗に平らにならされたご飯には、ソースが掛けられています。
その甘味とほのかなしょっぱさが染みたご飯とカツを一緒に食べると、お口の中で美味しい融合を起こすのです。
ソースカツ丼というと庶民の味を連想しますが、予想以上に上品な味でした。
お味噌汁、句の物も付いて1,050円。
大変美味しく頂きました。


食後は一路佐野市を目指します。
桐生からは車で1時間程度の距離でした。
10年振りの再会は、互いに
「太った?」。
えぇ、そうですとも。
こちらは8kg程、肉が付きましたとも。


玄関ドアなどの丸窓に、いきなりこだわりを感じたS口邸。
坪60以上ある豪邸です。
美しいS口夫人と可愛い2歳の娘さんのお出迎えも受けました。


たまーにメールのやり取りをしたりですが、電話でお喋りしたのは先日の急な電話も含めて確か2回程度。
1年前の小山訪問時には、こちらの余りの急な思い付きゆえ連絡せず、残念ながら会えずじまいでしたし。
再会の会話も盛り上がる、盛り上がる。
私が居なくなって以来の社内の様子など、色々と聴きました。
夫人と先輩の話しやら、出産の話やら、家を建てたときの話しやら、話題に事欠きません。
キッチンにもこだわったとかで、開放的で素敵なオープンキッチンでした。

私が勤めていたときの話しも出ましたが、今思うと我ながら少々喧嘩っ早かったようです。
色々と笑い満載の、とても楽しいあっという間の2時間でした。


私が小山勤務をしていたのは8ヶ月間と短い期間でしたが、S口君が居なければ、きっと無味乾燥な毎日だったことでしょう。
美味しい店にあちこち連れて行ってもらったりしただけではなく、辛抱強く他人想いの彼のお陰でとても楽しく、豊かに過ごすことが出来ました。
こういう友人が居て、本当に良かったと思います。
また、今回のいきなりの思い付き連絡にも関わらず、会ってくれることを快諾してくれた心の広さにも、ささやかな私の夏休みを楽しい思い出にしてくれたことにも感謝です。


あれやこれやで、本日朝から帰宅までの総走行距離は357kmとなりましたとさ。