days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

"Enchanted" on Blu-ray Disc


魔法にかけられて』のBlu-ray Discを購入しました。
再見するのは劇場で観て以来です。


映画の出来が楽しいのは無論だし、この映画ですっかり贔屓になったエイミー・アダムスが可愛らしく、また演技も素晴らしいのですが、今更ながら気になったこともありました。
物語が進むに連れてミュージカル場面が少なくなるのは、ヒロインが歌わなくなるからなのですが、それは彼女が現代社会にスポイルされてしまうから。
それを良しとしてしまうというか、それを成長と捉えている作者たちの視点が気になります。
むしろファンタシー映画なのだから、おとぎ話が現実を吹っ飛ばすくらいで良いのでは。
迎えに来た王子を振るのは良いとして、歌って踊って現実社会に活を入れるくらいやってもらいたかったところです。


BDとしての品質ですが、結構高い。
全体にノイズ感が少なく、発色が綺麗です。
舞台が現実のニューヨークに移ってからはフィルム撮りになりますが、ややバラ付きはあるものの、総じて綺麗。
はっとするような超高画質ではないかも知れませんが、大画面でも十分映えます。
というか、大画面向きでしょう。
サウンドは文句無し。
楽曲も綺麗だし、終盤の大特撮場面でも低音が十分鳴り、サラウンド感も派手になります。
特典は少々少なめなので残念。
こういう映画なのですから、もっと舞台裏を観たかった。


映画の出来も楽しいし、BDとしての品質も良いし、総じてBlu-ray Discとして手元に置いておく価値があると思いました。


魔法にかけられて [Blu-ray]

魔法にかけられて [Blu-ray]