days of cinema, music and food

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Level 42: Retroglide Tour

先日書いたように、マイク・リンダップが復帰したレヴェル42のライヴDVDを是が非でも観たくなり、とうとう購入しました。
熱帯雨林さんは到着まで2〜3週間掛かるというので、@tower.jpに注文です。


最新アルバム『Retroglide』からのツアーで、収録は今から丁度2年前の2006年10月は31日。
オックスフォードのニュー=シアターでの演奏です。
パーソネルは次の通り。

  • マーク・キング:ベース、ヴォーカル
  • マイク・リンダップ:キーボード、ヴォーカル
  • ゲイリー・ハズバンド:ドラムス
  • ネイサン・キング:ギター、ヴォーカル
  • ショーン・フリードマン:サックス
  • クワク・ヂゾルヌ:パーカッション


曲目は次の通りです。

  1. Dive Into The Sun
  2. To Be With You Again
  3. Hot Water
  4. Rooted
  5. World Machine
  6. Retroglide
  7. Leaving Me Now
  8. Kansas City Milk Man
  9. Starchild
  10. The Sun Goes Down
  11. Running In The Family
  12. Lessons In Love
  13. Something About You
  14. Dune Tune Inprov
  15. Love Games
  16. Sleeptalikn
  17. The Chinese Way


新旧取り混ぜていて、中々好印象。
でもインストものが1曲も無いのが寂しい。
会場はそれ程広くは無いようですが、2階席も含めて満席。
客層は30代後半以上が目立つのは、リアルタイムで聴いていたファンが多かったからなのでしょうね。
こういった親密さがこのバンドには似つかわしいように思えます。
大規模コンサート会場は余り合っていないように感じるのは、私だけでしょうか。


マーク・キングのベースは、高速かつ正確なリズムが衰え知らず。
バンド全体も演奏能力は高く、原曲よりも早いテンポで演奏されていても、一糸乱れません。
さすがに太めになりましたが(先日の日記と見比べてみると一目瞭然)、毛髪も20代と余り変わらず、声も高域が多少出ないようですが、元々殆どのパートが低いので、余り気になりませんでした。

140インチで見ていたら、ピックアップの近くが削れていたのに気付きました。
スラップのし過ぎなんでしょう(^^;
凄いですねぇ。


マーク・キングの歳が離れているっぽい弟ネイサンも、ギターが中々上手いですね。
聴いていて安心出来ます。
ゲイリー・ハズバンドのドラムは、先代フィル・グールドの緻密&高速と違って、粗いというか奔放というか。
同じ曲でもかなり印象が変わるのが面白い。
個人的の好みではフィルなのですが、こういったライヴではゲイリーも悪くないかな、と思いました。
初めて観たサックスのショーン・フリードマン
この人は良いですね!
正式メンバーとしての参加のようですし、今後もアルバム&ライヴで活躍して欲しい。


さて最大のお目当てだったマイク・リンダップ。
復帰してくれて嬉しい!

メインのキーボードは、シーケンシャル・サーキットのプロフェット5。
アナログ・シンセの名機ですが、これ使っている人は20年振りくらいに見ました。
そっかぁ、大事に取っておいたんだね。
その下には懐かしのエレクトリック・ピアノ
マイクのエレピのタッチも変わらず、嬉しかったです。
ファルセット・ヴォイスはさすがに若い頃に比べて衰えは隠せませんが、十分通用します。
やはりマーク・キングぶっきらぼう声と、マイクのファルセットの組み合わせでないと、レヴェル42じゃないですよねぇ。


DVDは50インチで観ても細部のノイズや、ブロック・ノイズが目立っていて、お世辞にも画質が良いとは言えません。
でもヴィデオ撮りライヴだからこんなものか、という気もします。
鑑賞の妨げにはなりません。
音はドルビーデジタルの2chステレオ、ドルビー5.1ch、DTS 5.1chの3つを収録。
DTSが一番好ましい印象を持ちました。
でも低域とかもっと欲しい。
マーク・キングのベースを堪能したいではないですか。


ということで、これはレヴェル42ファンならば買い、のDVD-VIDEOなのです。

Retroglide Tour [DVD]

Retroglide Tour [DVD]


ところで、やはりマーク・キングはSF好きなのが隠せないですね。
このDVDの裏ジャケットには未来都市や都市上空を飛ぶ飛行機が描かれているし、『Retroglide』のジャケットには都市&飛行機に加え『メトロポリス』のマリアがいます。

Retroglide

Retroglide

ほら、真ん中左下にマリアがいるでしょう。


今回演奏されている『Starchild』はもちろん、『2001年宇宙の旅』のスターチャイルドでしょう。
随分と前に指摘したように、これでキングのSF好きは確実です。
とか言いつつ『Retroglide』はまだ聴いていないのですよねぇ。
音質も悪いというし、どうしようかな・・・
ライヴで聴いた限りでは、中々良い曲もあるのですが。


ということで、また無駄遣いが発生しそうです(-_-;