days of cinema, music and food

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Battlestar Galactica: Season 1 2/2


SFシリーズの『バトルスター ギャラクティカ』改め『ギャラクティカ』。
シーズン1前半のボックス1を観終えたのが7月
シーズン2前半のボックス3が来てしまったので、急いでボックス2を観終えました。
いや、面白くて勿体無かったので、けちけちして最後の1枚を残していたのですけれどもね。


シーズン1を観終わっての感想は・・・「早く続きが観たい!」でした。
アメリカのテレビシリーズは、シーズン最終話の最後をショッキングな形で終わらす傾向にあるのですが、本シリーズもその通りでした。
SFドラマシリーズなので、全く油断していました(^^;


最後の2回は前後編になっていて、特にそのエピソード後半の最終話は盛り上がります。
スリリングな3つのエピソードが同時進行で進み、ほっと一息付けたと思ったらあのラストですか。
いやいや、やられました。


シーズン通しての評価としては、途中、やや中だるみも感じられましたが、力強いエピソードが幾つもあって、全体に完成度が高い。
ハードでシリアス、しかしお色気も忘れていない(^^;のは結構、結構。
サイロンの花形(?)、ナンバー6役のトリシア・ヘルファーは、ガイアス・バルター博士の脳内妄想(なのか、本当に?という謎もやがて明らかになるのでしょうか・・・)に出まくり。
衣装替えもしていますが、全体にエロいですなぁ。
彼女がシリアスなだけに、突如ナンバー6が目の前に現れるので右往左往、結果全く人類の役に立たない博士は、劇中唯一の笑える存在として貴重です。


アジアン美少女路線ブーマー役グレイス・パークは、パイロット版ラストの衝撃を上手くシリーズに生かした役で、こちらも色気シーンがたまに出て来ます。
ハードでシリアスなSFでも向こうで人気なのは、この2人によるところがかなり大きいのではないでしょうか。


大統領ロズリンと艦長アダマのプロフェッショナリズムゆえの緊張感も、ドラマとして見ごたえがあります。
文民出身のロズリンは人命優先でありながら、時に全体を救う為に冷徹な判断を下し、一方のアダマは軍人でありながらも時に情に流されそうになる。
メアリー・マクドネルエドワード・ジェームズ・オルモスというヴェテラン俳優の見応えある演技は素晴らしいですね。


まぁしかし、テレビシリーズらしく安易に流される瞬間も散見されますが、全体にロボット軍団サイロンに追われるというサスペンスフルなメインプロットを生かしながら、各人のドラマも楽しませる。
さらに宗教などの問題を絡め、重厚且つ娯楽として成立させているのはハイレヴェルの仕事です。


DVDとしては相変わらず画質は宜しくないのですが、北米盤は高画質とのことですので残念。
粒状性の強い画作りは意図したものだとしたら、それはそれで雰囲気があるものなのですが。



さ、これで心置きなくこちらも楽しみましょう。