days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

The Day the Earth Stood Still


地球が静止する日』に出掛けました。
シネコンでの土曜14時からの回は、9割方の入り。
キアヌ・リーブス人気もありましょうが、派手な予告もあって中々の入りなのは喜ばしい。


名匠ロバート・ワイズ監督による名作SF『地球の静止する日』は内容は知っていても、未だに観ていません。
が、このリメイク版はかなり内容を変えているのではないでしょうか。
人類抹殺計画という厳しい内容は、戦争が途絶えることのない現代への痛烈な皮肉と受け取りました。
こういった内容は、オリジナル版から現代への大きな変更と言えそうです。
また、「静止する日」の持って行き方も、全然違うようです。


現代風なのは結構なのですが、結構でないのは途中から話し運びはどうでも良くなったのか、派手な特撮ばかり目立ついい加減な展開になること。
宇宙船来訪から監視下での脱出劇くらいまではかなり面白かったのですが、息切れしてしまったのでしょうか。
どうも近年のハリウッド大作映画は、掴みはOKでも、途中からつまらなくなってしまう作品が目立つような気がするのですが。


元々表情も無く、台詞棒読み傾向にあるキアヌは、宇宙人にぴったりです。
ご贔屓ジェニファー・コネリーは、相変わらず幸薄い役どころが、これまたぴったり。
ロボットのゴート(今回掲載したポスター参照)は、オリジナルのデザインを生かしたもので、しかも強力なパワーを秘めているのが気に入りましたが、終盤のアレは意外であっても少々「う〜む」と思ってしまいました。