Horde the Horde - days of cinema, music and food

血沸き肉踊るどころか、血吹き出し肉切り刻む『ギアーズ・オブ・ウォー2（Gears of War 2）』。
前回はキャンペーン・モードについて書きましたが、今回は新たに追加されたオンライン用のモード「Horde」について書きます。

「Horde」とは、「群れ」という意味。
群れて襲い掛かるローカストを相手に、仲間と共闘してひたすら倒していくというモードです。
1回の襲撃は「Wave」という単位になっており、1つのWaveが終了するとスコア等が表示され、それから次のWaveが始まります。
全部で50 Wave。
1つのWaveをクリアするのに、短くて数分、長くて10分強でしょうか。
50 Waveまで行くには、結構な時間が掛かります。
それだけ楽しめる訳ですね。
1度クリアしたWaveはセーブされるので、次回からはその次もしくはゲームオーバーになったWaveから始められます。
これは有難かった。
アーケードゲームみたいに、ゲームオーバーになったらまた最初からやり直しとかだったらどうしよう、と思っていたので。

このように単純なルールなのですが、これが本当に本当に面白い。
Xbox Liveだと5人まで、スタンドアローンの画面分割協力プレイだと2人までで共闘出来ます。
私は後者で遊びました。
キャンペーンをNormalでクリアしたので、このHordeもNormalで開始したのですが、最初の数Waveは楽勝なものの、段々とCasualでは苦しくなって来ました。
何せこのモードは、5人協力プレイを前提としたもの。
2人では途中から歯が立たなくなって来たのです。
ですからどうしようも無くなって、難易度を下げてCasualにてプレイ続行をしました。

Waveの難易度には文字通り波があるようで、段々と難易度が上がっていく訳ではないようです。
非常に苦しい戦闘を強いられた次のWaveでは、意外に楽勝だったりして。
それでも2人では結構大変。
恐らく1人ではCasualでも全てクリアは難しいのではないでしょうか。

ここでも戦略は重要になってきます。
仲間と余りに離れ離れだと、どちらかが倒されてからの戦闘の建て直しが難渋します。
特に強い敵が集団で襲って来た場合など、ゲームオーバーになる確率が高い。
適度に離れつつ、しかし片方が倒されたら即救助に行ける距離を保つ。
これが重要です。

ザコ系ならば1人でも大丈夫なのですが、Waveが進むに連れて敵の硬度も増してきます。
ここが残念なところで、敵の数を増やすか、敵の戦略が上手くなるなどの手段を取ってもらいたかった。
大好評のモードゆえ次回作にも載せられるでしょうから、そこいら辺は一考を促したいところです。

Waveが進むと、敵の硬度が増すだけではなく、敵の武器の威力も増して来ます。
ですから強力な武器を持っていたり、戦闘能力が高い敵が出現すると、共闘して倒す戦略も必要になって来ます。
近付いて来る強力な敵に、プレイヤーの片方が銃弾を浴びせると、もう片方も同時に同じ敵を銃撃する。
こういったあうんの呼吸も、クリアには必要です。

今回は乗馬敵まで出現するので、近寄られると厄介。
特に乗り手よりも乗り物の方が凶悪です。
ですからそいつらが出現したら優先して乗り物動物を銃撃するようにしました。

マップは余り試さなかったのですが、途中からだと2人ではかなりつらくなったので、あるマップのみで戦いました。
理由は、立て篭もれる場所を発見したからです。
2方向から大量の敵に攻め込まれると、2人だといかに共闘してもかなり難しい。
よって2人のみのプレイの場合は、立て篭もり必須です。
背後に逃げ場が無いので乗馬タイプに攻め込まれると厄介ですが、近付いたらショットガンの弾を浴びせましょう。
大型の敵はバリケードを乗り越えられません。
敵の弾幕の合間は身を隠し、それが止んだら攻撃です。
また少々遠い敵は無視して、間近に襲撃して来た敵のみ、銃弾を浴びせました。
この作戦を徹底したので、弾丸の節約にもなります。
弾薬箱は少々離れたとことにあるので、そこに行くまでに倒されてしまう可能性があります。
そんな危険を冒すよりも、近付いた敵を倒してその武器弾薬を奪うことで、弾切れを防ぎました。

傍から見ると、相当にちまちまして地味な戦いだったことでしょう。
しかしやっている当人達は必死でマジメ。
作戦が功を奏して、とうとう50 Waveをクリアしました！