さよならCine 7LT
電源部が故障したBARCO Cine 7LTとのお別れも近付いて来ました。
2003年12月に納品されて以来、2,400時間にも渡っての活躍です。
実際にはソフトを楽しませてもらったのは、もっと短い時間となります。
というのも、CRT式、三管式のプロジェクターは、電源を入れてから直ぐは映像が暗くて、マトモに見られません。
冬場なぞ特にそう。
暗いだけではなく、コンバージェンスもずれずれで、マトモに観られません。
プロジェクターのみならずエアコンの電源も入れて、より早く温めてからの鑑賞となるのです。
かの長岡鉄男氏は電源を入れてから2時間経ってから、ソフトをチェックしていたそうですが、私も大体1時間くらい経ってからソフトを観ていました。
最近の固定デバイス式プロジェクターはこんな不便ではないみたいですし、冷却ファンノイズだってずっと静か。
でも良いのです。
アナログにも独特の良さがあるのですから。
ロングショットの奥行き感と動きは、まだこちらの方式が良いと踏んだので、まだもう少し、この方式とお付き合いさせて頂きましょう。
ソフトは最初はLDとDVD、それがやがてDVDとBlu-ray Discと変わって行きましたが、その変遷も見守ってくれていたCine 7LT。
ホームシアターの主として、時に10名くらいのお客さん相手にスクリーンに映画や音楽ソフトなどを映し出してくれました。
今までご苦労様。
ありがとうございました。