期待のウェスタン2本
西部劇というジャンルはハリウッドでもとうに廃れたようですが、時折ぽつぽつと映画が作られていますね。
しかし日本では興行的に難しいからか、中々直ぐには入って来ません。
一時期かなり読んでいたエルモア・レナード原作の『決断の3時10分』はまるで知らなかったのですが、これは面白そうな映画です。
主演は父が好きだったらしいグレン・フォード。
私の中では、小学生のときに八戸の映画館で観た、『スーパーマン』の育ての親ケントとしての印象が強いです。
なので彼が強盗団のリーダーとはちょっと驚き。
彼に振り回される善良な牧場主がヴァン・ヘフリンですか。
『シェーン』に登場する善良な父親役の俳優ですね。
彼なら似合いそう。
それの再映画化『3:10 to Yuma』は、ラッセル・クロウがフォードの役を、クリスチャン・ベイルがヘフリンの役を演じているのですが、全く劇場公開の音沙汰が無い。
2年も前の映画なのになぁ。
スター2人でも西部劇だから、日本ではDVDスルーになるのかな…などと思っていたら、朗報が飛び込んで来ました。
なんと『3時10分、決断のとき』の邦題で8月に劇場公開されるというのです。
捕らえた強盗団ボスを、裁判所行きの3時10分ユマ行きの列車に乗せなくてはならない。
気の弱い牧場主が、駅までの護送を金の為に引き受けます。
ところが部下たちもがボス奪還を狙っていた、というもの。
かなり評価の高い映画のようですので、期待しています。
グレッチェン・モルがベイルの妻役というのも楽しみ。
監督はジェームズ・マンゴールド。
『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』以来の作品ですね。
私も劇場に駆け付けたいと思っています。
『クイック&デッド』での早撃ちで度肝を抜いてくれたクロウですから、今回も早撃ちを見せてくれると良いなぁ。
いやぁ、本当に楽しみ。
一方、エド・ハリスがヴィゴ・モーテンセンと共演し、主演だけではなく脚本&監督も兼ねたロバート・B・パーカー原作の『アパルーサの決闘』は、残念ながらDVDスルーとなりました。
ジェレミー・アイアンズが牛耳る町で保安官が殺され、エドとヴィゴの凄腕ガンマン2人が保安官として町に赴任してくる。
が、レネー・ゼルウィガー演ずる魔性の女によって、エドとヴィゴの関係も変化してくる、というもの。
ランス・ヘンリクセンがカッコ良いガンマン役というのも興味がありますね。
しかしこちらがDVDスルーになったのは、主演2人が渋過ぎたからなのでしょうか。
日本でもBlu-ray Discで出ないかなぁ。
こちらも観たいものです。
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