days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

むむむ…


熱帯雨林にてBlu-ray Discを大幅に値引きしていたので、ついついクリック…。
いえ、実は確信犯です。
だって50%以上もの値引きですから。
これ位の値引き、ツタヤでも派手にされていますね。
こういう場合はメーカーからの卸値も大幅に値引かれているから、関係無い小売業者も一斉に値引き出来るということですよね。
暑い夏は家でHDだ、Blu-rayだ、というメーカーの思惑なんでしょうか。
ともかく、大好きな映画ばかり購入してしまいました。


買ったのは次の通り。


…れれ?
何だか発注したつもりよりも枚数が多いぞ。
って、クーブリック(=スタンリー・キューブリック)の遺作が2枚もあるじゃないか。
おっかしいなぁ、2回この商品のページを開いた記憶はまるで無いのだけれど。
先日もヒゲトリマーをAmazonに直接注文したのに、Amazonに店舗を開いている業者からいきなり連絡が来たりしたので、少々不信感があります。
友人べっくにダブったのは売り付けようかと思ったのですが、あえなく断られたので、アマゾンに問い合わせてみますか。


プロジェクターを暖気してちらと観てみたのは、『2001年宇宙の旅』と『アイズ ワイド シャット』。
『2001年』は現在望むべく最高の高画質・高音質ではないでしょうか。
綺麗な映像には息を呑みます。
冒頭の『ツァラストラはかく語りき』は重低音のパイプオルガンが聞こえ、「あぁLD時代はこの音が聞こえる、聞こえない」などとAV誌で書かれていたことが懐かしく思われます。
ただ少々残念なのは、音声解説。
主演のケア・デュリアゲイリー・ロックウッドは一緒に録音したのではなく、別録りのよう。
部分部分聞いただけですが、まるで会話が無く、どちらか片方が喋っているだけです。
同窓会みたいなものを期待していただけに残念ですね。
しかし他にも興味深い特典映像が収録されているようですので、これはじっくり時間を取ってディスクを味わいましょう。


『アイズ〜』はこれも結構好きな映画。
一般には巨匠の遺作は大体冴えない場合も多いようですが、これも映像的な冴えは残念ながら失われている感じもします。
でも何となく好きなんですよね。
言葉では上手く説明出来ませんが。
シュニッツラーの短編小説を忠実に映画化しているのに、少々長過ぎる嫌いはあります。
2時間40分もかける必要があるのか、と。
が、ラストのニコール・キッドマンが吐く台詞にハードボイルド的気持ち良さを感じました。
そうなんです。
あのラストが特に好きなんです。
ニコールも綺麗に撮られていますしね。


画質は元のフィルムが結構粒状性がきつめでしたので、それを忠実に再現しているような気がします。
DVDも画質は賛否両論でしたが、元が元ですからね。
高感度フィルムを多用しているからか、まぁ止むを得ませんね。
クーブリックがまだ生きていたら、デジタルを試したと思いますが、この映画にはフィルムの陰影とグレインが相応しいと思います。
特典映像はSD収録ですが、遺族の証言とかあって面白そう。
これもじっくり観なくては。


映像にこだわって作られたクーブリック映画は、高画質メディアと相性が良い筈。
バリー・リンドン』なんかもBDで出してもらいたいものです。


って、映画をゆっくりじっくり自宅で楽しむ時間が無い、タダでさえ「積みBD」状態なのに、さらなる追加。
しかしホームシアターホットカーペットも取っ払って好みの音になっているので、是非とも時間を取りたいものです。


許されざる者 [Blu-ray]

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アイズ ワイド シャット [Blu-ray]

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フルメタル・ジャケット [Blu-ray]

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シャイニング [Blu-ray]

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時計じかけのオレンジ [Blu-ray]

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2001年宇宙の旅 [Blu-ray]

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