"The Pursuit of Accidents" remastar CD
先日ご紹介したレヴェル42初期の秀作アルバム『パーシュート・オブ・アクシデンツ』。
1980年代初頭のブリティッシュ・ジャズファンクが楽しめるアルバムです。
そのときに書いていた、「ライヴ演奏版『パーシュート・オブ・アクシデンツ』をCDで聴きたい」という気持ちがムクムクと頭をもたげ、とうとう買ってしまいました。
- アーティスト: Level 42
- 出版社/メーカー: Universal I.S.
- 発売日: 2007/02/13
- メディア: CD
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元々私が持っていたリマスター盤CDはこちら。
アルバム『Standing in the Light』とのカップリング2枚組です。
Pursuit of Accidents / Standing in the Light
- アーティスト: Level 42
- 出版社/メーカー: Polygram Int'l
- 発売日: 2005/06/07
- メディア: CD
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高域はやや足りないですが、マーク・キングのスラップ弾きまくりベース、フィル・グールドのタイトなドラムスなど、低域が小気味良く、クリアです。
音量を上げて楽しめます。
先の記事では、実はこのアルバムでインストものはこの曲(※注:『The Pursuit of Accidents』)だけなのですが」などと書いていましたが、もう1曲あるのを忘れていました。
『Shapeshifter』という、どこかのんびりした、しかし紛れも無くレヴェル42らしい高度な演奏が楽しめる曲があります。
個人的目玉だったライヴ演奏『The Pursuit of Accidents』ですが、こちらも中々熱い演奏。
アルバムよりもブーン・グールドのギターが派手ですが、原曲よりもテンポもアップ。
元々難易度の高い曲をさらに難しくしているのに、キビキビと展開していって痛快です。
こちらも聴きものと言えましょう。
1度くらいナマでこの迫力ある曲を聴いてみたいものです。
私が行った来日コンサート(既に歌ものでヒットを飛ばし、観衆は女性ばかりでした)では演奏していなかったものですから。
と思っていたら、最近もまた、演奏するようになったようですね。
ギターはキングの弟ネイサン・キング、ドラムスはゲイリー・ハズバンド。
マーク・キングとキーボードのマイク・リンダップ以外はメンバー総入替えです。
こちらもエネルギッシュですが、個人的にはタイトなオリジナル・メンバーの演奏が好きですね。
こうやって懐かしいアルバムを高音質リマスターで出すのは、最近では大いに話題になったビートルズの例もありますが、CD会社とリスナーの双方にとって美味しい話ではありますね。
もちろん、CD会社の方が美味しいとは承知しながら、引っ掛かってしまうのですが。