days of cinema, music and food

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"The Pursuit of Accidents" remastar CD


先日ご紹介したレヴェル42初期の秀作アルバム『パーシュート・オブ・アクシデンツ』。
1980年代初頭のブリティッシュジャズファンクが楽しめるアルバムです。


そのときに書いていた、「ライヴ演奏版『パーシュート・オブ・アクシデンツ』をCDで聴きたい」という気持ちがムクムクと頭をもたげ、とうとう買ってしまいました。

Pursuit of Accidents (Reis)

Pursuit of Accidents (Reis)


元々私が持っていたリマスター盤CDはこちら。
アルバム『Standing in the Light』とのカップリング2枚組です。

Pursuit of Accidents / Standing in the Light

Pursuit of Accidents / Standing in the Light

こっちは友人に何年も貸し出し中なので、今回のと音質の比較は出来ませんが、余り変わらない印象を持ちました。
高域はやや足りないですが、マーク・キングのスラップ弾きまくりベース、フィル・グールドのタイトなドラムスなど、低域が小気味良く、クリアです。
音量を上げて楽しめます。


先の記事では、実はこのアルバムでインストものはこの曲(※注:『The Pursuit of Accidents』)だけなのですが」などと書いていましたが、もう1曲あるのを忘れていました。
『Shapeshifter』という、どこかのんびりした、しかし紛れも無くレヴェル42らしい高度な演奏が楽しめる曲があります。


個人的目玉だったライヴ演奏『The Pursuit of Accidents』ですが、こちらも中々熱い演奏。
アルバムよりもブーン・グールドのギターが派手ですが、原曲よりもテンポもアップ。
元々難易度の高い曲をさらに難しくしているのに、キビキビと展開していって痛快です。
こちらも聴きものと言えましょう。
1度くらいナマでこの迫力ある曲を聴いてみたいものです。
私が行った来日コンサート(既に歌ものでヒットを飛ばし、観衆は女性ばかりでした)では演奏していなかったものですから。
と思っていたら、最近もまた、演奏するようになったようですね。

ギターはキングの弟ネイサン・キング、ドラムスはゲイリー・ハズバンド。
マーク・キングとキーボードのマイク・リンダップ以外はメンバー総入替えです。
こちらもエネルギッシュですが、個人的にはタイトなオリジナル・メンバーの演奏が好きですね。


こうやって懐かしいアルバムを高音質リマスターで出すのは、最近では大いに話題になったビートルズの例もありますが、CD会社とリスナーの双方にとって美味しい話ではありますね。
もちろん、CD会社の方が美味しいとは承知しながら、引っ掛かってしまうのですが。