days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

御宿かわせみ@福島市翡翠の里(その1)


一足先に冬期休暇とばかりに、日→月と温泉旅館に泊まって来ました。
昨年の強羅花壇に続き、2年連続の年末温泉旅行です。
目的地は福島市
東北道を使うのは何年振りだか。
本来ならば、寄り道したりでささやかながら旅を楽しみたいところ。
しかし朝10時に出発したら、カーナビ上では目当ての宿に到着するのは15時半と出ました。
能天気な無計画振りがこういうときに出る訳です。


この日は日中の気温も10度以上あってぽかぽか日和。
サービスエリアでもコートがいらないくらい。
そして黒磯で見付けました、ご当地ヒーローもの。
その名も、栃木戦隊トチギンジャー7(セブン)(トップ写真)。
佐野ラーメンゴールド、ギョウザホワイトなどが守ってくれるようです。
そういえばこれ、以前に新聞で読んだような気がします。


栃木県の那須に入るとさすがに肌寒くなって来ました。
それにしても、最近のサービスエリアってコンビニも吉野家も普通にあるし、トイレはウォシュレット付きの物もあるしで、設備の充実振りには少々の驚きを禁じ得ません。
那須にはドッグランまでありました。


15時過ぎに宿に到着。
その名も御宿かわせみ
ホールも広々、目の前の中庭では鴨も数羽放し飼いにされていました。

ホールを入り口方向から見たところ。

饅頭とお茶、お絞り。

饅頭は外皮が硬く、正確には皮ではありません。
砂糖系?
小ぶりでもかなりどっしりした食べ応え。
お茶ともども、美味しく&ありがたく頂きました。


私たち一家が泊まったのは、雛罌粟という部屋。
離れにあり、他の宿泊客の声や音は一切聞こえませんでした。

個室入り口から入って左手には、掘りごたつ付きの6畳間があります。

洗面台。

洗面台の先には檜風呂。

さらにその先には露天風呂。

大浴場もありますが、全部で十数室と元々部屋数が少ない宿なので、小ぶりでした。
湯の温度が猫舌・猫手・猫肌の私にとって丁度良いくらい。
大浴場の露天風呂は、熱くて20秒も入れませんでした。
個室の露天風呂も同様、1分も持たずに退散しました。


離れの廊下。

廊下からの眺め。

前述したホールのオーディオシステムは、ROKSANというブランドのものでした。

白木風のフロア型スピーカはJBLで、和風のインテリアに馴染んでいました。


敷地内には飯坂明治大正ガラス美術館というのがあったので、見学に行きました。
宿泊客は無料、そうでないと入場料700円がかかります。
館内は撮影禁止だったので写真はありませんが、オールヌーヴォーのガラス細工が色々とあって、かなり楽しめました。
美術館、旅館のオーナーのコレクションだとか。
良い趣味をしていますね。


ガラス美術館見学を終えると、夜も更けて来ました。

ここの宿は美味しい料理を出してくれるので評判だとか。
大変楽しみにしていましたが、期待は裏切られませんでした。



まずはギネスビール。

自家製からすみと地酒。

病み上がりだったので、本日のアルコールは以上です。
アンキモ豆腐、橙酢あん掛け。

いきなりカウンターパンチ!
全く生臭くなく、とても美味しい。
期待がで胸が高鳴りますね。
コースとは別に、からすみとイベリコ豚生ハム&卵黄味噌漬けを注文。

卵黄のねっとりがたまらんでした。
師走の盛り合わせ。

三陸産黒鮑葛打椀。


お椀だけではなく、座布団からお茶碗まで、かわせみがあちこちいるのが、こちらの宿です。
お造り。

寒鰤、平目、本鮪。
味が移らないよう、別々の醤油が出されました。
慈姑

伊勢海老と松島牡蠣の白子マシュマロ焼き。

こんなの食べたのは初めて。
ぐつぐつと出て来た和洋折衷料理は、伊勢海老も牡蠣も身がぷりぷりして絶品。
お浸し。


写真では分かり辛いですが、お椀は銀色をしています。
どの器も素晴らしい出来映え、しかも口当たりが良いものが選ばれていました。
牛ロース蕪蒸し。


ふぐ煮こごり柚子釜焼き。

食事。


お米自体だけではなく、炊き加減も嬉しい。
水菓子はラフランス、甘味はアップルパイ、ほうれん草のアイス。

ほうれん草のアイスにはびっくり。
全然臭みが無く、言われなければ分からないかも。
お茶碗の形もガラスペン先みたいで気に入りました。
夜食ということで、おむすびとお漬物を出されました。

奥が梅。
手前は娘用におかか
満腹だというのに、ついつい美味しそうなので梅を頂きました。
美味!
折角だから(何が?)DVDでも見ようかと一瞬思いましたが、結局いじらず。


食事後はマッサージに来てもらいました。

先に妻がしてもらい、その間に娘の世話をする…予定が、常にハイテンションで超元気娘も旅の疲れが出たのか、はたまた広い部屋や廊下で走り回り過ぎたのか、絵本の読み聞かせ中に爆睡。
マッサージ師は60歳くらいの女性。
とても腕が良く、また色々とここが良いだの悪そうだの、指摘して下さいました。
因みに私は右ひざの調子が宜しくなく(片腕抱っこが多いので負担が掛かるからか、通勤途中に時々痛みます)、せっかくの筋力も落ち気味(ここ1ヶ月、運動していない…)とか。
健康には気を付けましょう。


仲居さんのサーヴィスもとても素晴らしく、楽しい1日目を過ごせました。