days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

両親とディナー@L'EROE OVEST(レロエ・オヴェスト)


私の両親、妻子とディナーを取りました。
騒ぎたい盛りの1歳7ヶ月の娘がいても、大人4人で相手をすれば、それなりにゆったりと食事が出来るとの算段です。
もちろん、事前に予約済みです。
お店の客1番乗りでしたが、案の定、「満席」の札が立っていました。


この日は珍しく「シェフおすすめコース」ではなく、それよりも皿の数が少な目のコースを取りました。
もちろん、ワインは個々のお皿に合わせてもらうよう、芝さんにはお願いします。
土佐出身の大酒飲みである父は、普段はビールと日本酒ばかり。
この日は最初にビールを飲んでからは、芝さんのお薦めを飲んでいました。
どれもとても美味しかったようで、美味しいワインと料理、それに孫の存在のお陰で非常に楽しかったようです。
口も滑らかになり(いつも滑らかですが)、マフィアがどうのこうの云々、得意の薀蓄話の数々を披露していました。
運転していた母は飲みませんでしたが、料理と陽気な娘で楽しんでもらったようです。
ワイン好きの妻は…こちらは母乳と運転の都合上、残念ながら飲めず。
密かにリベンジを誓っていたようです(^^;


西野シェフの料理は、安心しながらも驚きと楽しさが味わえます。
料理やワイン、サーヴィスも素晴らしく安定していますし、ここのお店のコストパフォーマンスは本当に高い。
芝さんの弟さんからサーヴィスを受けるのは初めてでしたが、中々落ち着いていたように見えました。





娘用に薄味で白身魚のグリルを出して頂きました。

このところ、彼女は自宅で秋刀魚ばかり食べています(^^;
好物は秋刀魚、納豆、牛乳、豆腐と、骨太女子になりそうな感じ。
おやつも南部煎餅を好む、今から渋好みです。
肉類よりも魚大好きなので作って頂いたのですが、添えられているニンジンのフライが相当に気に入り、そればかり食べていました。
結局魚は殆ど食べなかったので、私たちで試食。
美味しい!
こんな美味しい魚料理を食べ逃すなんて、あぁ勿体無い。


前回伺ったときに、芝さんから「目玉焼きとトリュフ」の話を聞いていましたが、今回は前菜の1つとして出して頂きました。
こちらはすっかり忘れていたというのに、憶えて下さっていて、とても嬉しいです。


いやぁ、見た目も麗しいですが、味も美味しいものですね。
半熟卵とトリュフがこうも合うなんて。
丁度このとき、娘は妻に抱っこされていたのですが、指差しながら「あーっ、あーっ」と騒ぐので、妻はトリュフを1枚あげたらパクゥッ!と一瞬で食べてしまいました。
おぉ、今からトリュフ好きになるのか!?と一同大笑い。
今度は父が抱っこしているときに妻がもう1枚あげたら、一瞬口に入れてペェッ!と手で掴んで出して放り投げましたが、素早かったのは父。
飛んだトリュフを受け止め、瞬時に自分の口に運んでいました。
ジェイソン・ボーンもかくやの素早さ。
妻は内心「自分のトリュフが取られたぁっ」と悔しがっていたとか。




この日は特にアンコウのパスタが印象に残りました。
アンコウとパスタって合うんですね。
こういった意外な取り合わせも、この店ならではの楽しさです。






お酒の締めはレモンリキュール。

レモンの香りが非常に強く、爽やかで飲みやすそう。
しかし飲むとびっくり。
かなり度数が高く、芝さん曰く「火が付きますよ」。
酔いも醒める程の強い酒でした。


最後にデザート。


こちらに伺うときは、事前に娘に夕食を与えてから来るのですが、当日はそうはせずに直接ここで食事としました。
そうしたら料理を食べて大人しくしてくれていました。
途中からは座っている父に高い高いをせがんだり(トップ写真)、抱っこの状態で台所を見学させるよう指示出ししたり。
御付きの者も勢揃いでしたので、終始ご機嫌でした。
よし、次回もこうしよう。
父も娘の「抱っこしてあっち連れてけ」という指示に言いなりで、キッチンを見て回っていました。
西野シェフもお相手して下さり、感謝です。

この夜もテーブルは家族連れで埋まっていました。
そう言えば週末のディナータイムには、カップルよりも親子連れなどの家族の姿が目立ちます。
お店のスタッフの方々も含めて、リラックスした雰囲気を作り上げてくれるから、というのもありましょう。


美味しくも楽しい時間を頂きました。
少々お騒がせしてすみません。
ご馳走様でした。

レロエ オヴェスト 三規庭

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