days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

七ふく神@武蔵中原


新年会以来の集いとなる、楽しい食べ仲間との宴。
本日は河豚・フグ・ふぐ、であります。
残業せずにさっさと退社し、皆でお店に向かいました。
ここのお店、本当は2月に伺う予定だったのですが、2月初旬に電話を入れたところ「もう、今月の金曜は全て予約でいっぱいです」とのことでした。
よってこの日までずれ込んだのです。
ここまで人気店とは思いもしなかったのですが、その理由は食事が進むに連れ、明らかになりました。


注文したのは大黒様という2,980円のコースです。
河豚は3年振りくらいなので楽しみに待ちます。
まずはお通し。

玉子焼き、煮物、ぬたが出て来ました。
量は多いのですが、味はまぁ普通だなぁ…と思っていたら、これからが凄かったのです。


まずはふぐ刺し。

おおおー、これで3人前ですか。
結構な量です。
万能ネギともみじおろしの量もかなりのもの。
薬味が何でこんな量なのかは、後で分かるのですが。
ぷりぷりして美味しい、美味しい。


ふぐ唐揚げ。

白身魚と唐揚げって合いますよねぇ。
じゃがいもの唐揚げも一緒に頂きましょう。


ふぐサラダ。

茹でふぐの身が入っています。
サラダとの相性抜群。


ふぐバーベキュー。


燃料はカセットボンベです。
ふぐは分厚い切り身ですので、良く焼きましょう。
その方が身が骨から外れやすいです。
ぽん酢に付けて食べると美味しい。
このぽん酢に先ほどの薬味を好みで入れるのです。


ここでビールが無くなったので、ひれ酒を頂きました。

ひれはもちろんフグ。
ひょっとしてひれ酒は初めてかも知れません。
中々興味深く頂きました。


ふぐちり。

骨付き肉が殆どでしたので、昆布入りの鍋に肉を投下し、野菜も全て入れてしまいます。
そうすると骨からも肉からもダシが出て、野菜に味が付くのです。
いやぁ、肉はさっぱりしていても味がしっかり出て美味しい。
野菜にも味が染みて、これまた美味しい。


お酒を除いて、ここまでがコース料理です。
3千円弱ですよ、3千円。
かなりお得だと思いませんか?
ここで折角だからと、他にも食べたいものを注文してみました。


ふぐたたき。

表面は炙っており、焦げが香ばしい。
中は半生なので噛み応えがあります。
噛めばその分味が出ます。
ぽん酢が掛かっているので、レタスも一緒に頂きましょう。


ふぐ白子。

これも表面が炙ってあります。
噛むと熱々の中身が飛び出て来そうで、猫舌・猫手・猫肌の私は少々びくびく。
しかしこれがまた、美味しいのです。
これもまた、薬味入りぽん酢で頂きました。


先のふぐちりの鍋はお店に回収され、こんな姿で戻って来ました。
雑炊。

こりゃまた美味しい(先ほどから、こればかりですな)。
いやもう、堪らんです。
ふぐの味がしっかり出ていて最高。
日本人の知恵に感謝しましょう。


最後はデザート。
バニラアイスと蜜柑です。

甘味で〆ました。


値段を考えると相当にコストパフォーマンスが高い。
これは予約を取るのが大変なのがよく分かります。
というか、このお店の採算は大丈夫なの??と、余計な心配も一瞬だけしてしまいました。
冬の時期にふぐはぴったりですね。
ご馳走様でした。