days of cinema, music and food

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ホームシアター建設記(その1)〜土地探し編


先日の記事に書いたように梶が谷の賃貸マンションではリヴィングシアターでAVを楽しんでいました。
しかし元々、学生時代から専用シアタールームが欲しい、との夢はありました。
そこで2002年1月から3月にかけて中古物件も含めて土地探しをすると同時に、駒沢にある住宅展示場も観て回りました。
土地だけにこだわると見つから無さそうなのと、中古を買って建て替えれば良い、との理由で両方で探し始めたのです。
候補地探しはまず梶が谷から始め、宮崎台、宮前平と進むも、ごちゃごちゃしていて安閑と住め無さそう(付近の住民の方々、ごめんなさい)。
じゃぁとばかりにもっと下って長津田を探してみたら、ごちゃごちゃしている上に狭くて高い。
こりゃ田園都市沿線では土地なんぞ買えないか、とがっかりしました。
長津田はJRも停まるために高かったのでしょう。


田園都市沿線にこだわったのは、梶が谷に1998年7月から住んで勝手知ったるというのもありますが、雰囲気が良かったからです。
それと都心までのアクセスが良い。
妻は都心勤務だし、将来子供が生まれたら、比較的近い私の実家に何か助けてもらえる、というのもありました。


長津田は駄目でしたが、長津田よりも都心寄りの青葉台だと、意外にも土地がありそうです。
青葉台は色々と美味しそうな店も多く、駅の近くは開けていて便利そう。
そこで青葉台で1番大きそうな不動産屋の東急リバブルに行き、条件を出して探してもらうことに。
とある中古物件が予算内で良さそう、しかも駅から徒歩圏内ということで決まりかけました。
しかし駅からの夜道を実際に歩いてどんな感じか試し、その足で不動産屋に「決めました」と言おうと思ったら、数分先に別の夫婦が来て決めていったとのこと。
残念無念となりましたが、運とは分からないもの。
今から思うとそれで良かった。
中古など買った日には、我々のいい加減な性格からすると、「いざ住んでみるとこのままでも良いね」等となり、いつまで経っても専用ホームシアター付き住宅など建てなかったでしょうから。


あざみ野で探すことにしたのは、当時通っていたテニススクールのレッスン中、妻と「ここって良いね」と同じタイミングでピンと来たのがきっかけです。
そこで長津田よりも高いあざみ野で、無謀にも土地探しをすることにしたのでした。
各不動産会社が決算前の3月に放出するという時期もあって、東急リバブル営業のOさんに探してもらうことに。
3月は結構良さそうな物件がありました。
全部で30件くらいは見て回ったでしょうか。
そうなると段々と目が肥えるだけではなく、面白いもので反対に「もうそろそろこれで良いか」と妥協したくなる気持ちも沸いて来るのです。
大体にして、まともに正方形に近い地形の少なさには驚きます。
ですから多少ゆがんでいても、正方形に近い地形の場合は「お、これは良いかも」等と思えてくることもありました。
しかし納得しなければ買わない主義なので、寸前で踏み止まること多数。
最後には、正方形の良さそうな土地を紹介してもらって一晩悩んだ末に、「後1年貯金すれば、さらに良い物件が買えるのではないか」、と妻と相談した結果、結局断ってこの年はおしまいにしました。
断った理由は、確か価格の割りに若干狭かった(と言っても40坪はあったような)からだと思います。
この決断も後から振り返ると正しかった。
東急リバブル担当営業Oさんの「こんな土地はもう出ませんよ」という電話での絶叫にも似た声が忘れられません。
しかしそのOさんの言葉も誤りだったと判明するのは1年後です。


そして1年後の2003年3月、あざみ野駅前にある東急リバブルを再び訪れ、Oさんにまたも探してもらうことにしました。
今度はあっさり良さそうな土地が見つかります。
他の不動産会社もそうでしょうが、東急グループは広告に出さないで不動産屋にのみ出す土地があるのだとか。
予算より高めで駅から徒歩25分と遠め、しかし実際に土地を観ると正方形に近くて良い感じです。
難点は道路に面しているのは駐車場兼門までの通路となるのみで、家自体はほぼ完全に道路際の家に隠れてしまうこと。
妻には散々「日当たり評論家」と言われるくらいに(「だって布団や洗濯物を干すのに大事じゃないか」)日当たりにはうるさい私でしたが、予算を若干オーヴァーしてもマトモな地形の土地を買えるのは中々無いことを散々知っていたので、ここにしようと仮予約を入れました。
道路際の土地はT字路の突き当たりで正面が東南、日当たり抜群でしたが、仮予約した土地よりも300万円ほど高かったのです。
しかしその晩、やはり気になってきました。
「300万円は高額なものの、その差だったら日当たりが良い土地にした方が、長い目で見たら絶対良い」と妻に言い、彼女も納得してくれたので翌日朝、早速Oさんに電話して仮予約を変更。
この決断も結果的に正解でした。
お陰で我が家は日当たりには困りません。
しかも道路に面しているので防犯上も良い。
良いことずくめでした。


1つ気がかりだったのは、建築条件付きの土地だったこと。
建設会社は同じ東急グループの東急ホームと限定されてしまいます。
当初、防音・遮音だけではなく、居住空間を圧迫したくないとの理由で、ホームシアターは地下にしたかったのですが、東急ホームは地下は余りやっていないようでした。
しかし購入後はいかんともならない土地に対して、家は何とかなるだろうということで契約しました。
妻が東急ホームを気に入っていたというのもあります(よって家自体は少々メルヘンチックな外観になりました)。


ということで、トップ写真は土地を決めてからの義母との記念撮影です。
また、あざみ野近辺は地盤が固いことも並行して調査済み。
安心して購入を決断出来ました。


さてホームシアター・ショップ探しになりますね。