days of cinema, music and food

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BioShock 2


先日、SFホラーのRPG-FPSとでも呼ぶべき『バイオショック2Xbox 360版のシングルキャンペーンをクリアしました。
前作はプレイ済みでしかも面白かった。
その前作は海外では各賞を多数受賞したもの。
ゲーム自体は作り込まれて遊びやすいものでしたが、狂った世界観やグラフィックなど、相当にクセの強いものでもありましたので、苦手な方がいても納得します。


海底都市ラプチャーを再び舞台にした本作は、あれから10年後の設定。
誰を主人公にするのかと思いきや、何とあれだけ手こずらせてくれた中ボスキャラのビッグダディではないですか。
しかも片手に超能力、片手に銃器類は当然ながら、それらが同時に使えるという嬉しいオマケつき。
FPSなので折角ビッグダディな自分の姿を見られないのが残念ですが(前作は普通の人間だったのでFPSでも納得しました)、凶暴なスプライサーの襲撃も、強力な攻撃力で撃退出来ます。
ただそれだけだと前作と変わらないので、今回はビッグダディ以上にやっかいなボスキャラを持ち出して来ました。
その名はビッグシスター。
強いだけではなくすばしっこく、非常に厄介。
しかもスプライサーも新種が幾つか登場してきて、こいつらも厄介でした。
自分が強力になっても難易度を落とさない為に、敵も強くしたということでしょうか。
最後までハラハラさせられながら楽しめました。


グラフィックは前作と同等だと思いますが、前作に散見されたテクスチャの貼り遅れは、今作は気付きませんでした。
サウンドデザインが凝っているのも前作同様。
ここら辺の進歩は前作から余り無いので、逆に前作が如何に良く出来ていたかの証しにもなっています。
また、セキュリティ・システム等のハッキングが、前作では水道管ゲーム(笑)で面白かったのですが、今回は単純に緑もしくは青のゾーンに針が来たら止める、と単純化されています。
水道管ゲームが面白かったので、最初その変更点を知ったときに残念に思っていたのですが、実際にプレイしてみるとゲームのテンポが落ちず、しかも真剣にやってしまうので、これは良かったと思います。


問題はローカライズ
前作はスパイクの頑張りで英語音声は全て日本語吹き替えになっており、スプライサーのつぶやきも何を言っているのかはっきり聞き取れました。
このように忙しいゲームでは日本語吹き替えの方がありがたい、と実感したものです。
しかしその前作は日本ではまるで売れなかったらしく、本作はD3パブリッシャーからに変更。
日本語吹き替えではなく全て字幕になっていて、戦闘中に敵だけではなく目で字も追うのは不可能。
お陰で物語も今一つ良く分からないままでクリアしてしまったのが残念です。
壁の狂った落書きなどは、照準が合うとその内容が日本語字幕になったりで、決して手抜きではなく、丁寧にされているところもあるとは思うのですが。


オンラインマルチプレイも実装されていますが、こちらは未体験です。


前作が気に入った人ならば、遊んでみる価値のある上質な続編だと思いました。


BioShock 2(バイオショック 2)【CEROレーティング「Z」】 - Xbox360

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