days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

ホームシアター・グレードアップ大作戦、その後(その2)


Panasonic SU-XR700から、サブウーファーからのみスイッチング・ノイズらしきノイズが出ている事が判明したので、パワーアンプIntegra ADM-30.1とまとめてPanasonicに調べてもらうことになっていました。


アークスの白須さんによると、かなり揉めたとのこと。
Panasonic側からは「故障ではなく、問題ない」と回答が来て返送されたのに、白須さんとことで繋げてみると、やはりノイズが出ている。
但し我が家ほどは出なかったとか。
これは我が家のスピーカの能率が高いので、微少ノイズも目立ってしまうからのようです。
逆に言えば、能率の低いスピーカだとこのノイズが聴こえないか、聴こえても気にならない場合もあるようです。
これがSU-XR700の仕様なのか、私が持っていたもの固有なのか分かりませんが、残念ながらこのままでは使えません。
そこで白須さんからパイオニアのAVアンプVSX-819Hを、サンダーロン処理済みの状態で頂くことになりました。
また、パワーアンプはIntegra ADM-30.1を買うのではなく、Pioneer M-10Xに居座り続けてもらうことになりました。
ADM-30.1はすっきりしていますが、M-10Xの仄かな色気の方が気に入ったので、これは大歓迎です。
結果的にサンダーロンの実費だけの支払い、ということになりました。


アークスのお客さんから引き上げてきたAVアンプPioneer VSA-AX3は、実はプロセッサー部分が壊れていたものだったとか。
我が家では使用していなかったので問題ありませんでしたが。
頑張ってくれていて、ありがとう〜
代わりにPioneer VSX-819Hが居座ります。

結果的にAVラックの上2段が真っ黒パイオニア、下2段が金色パイオニアになりました。


BDP-LX91との接続は、当初の計画通りアナログマルチとHDMI
HDMIで聴くCDとはどんなものぞや…と好奇心が湧きます。
白須さんがかけたCDは、ご存じ『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』サントラ。
ミシェル・ファイファーがピアノをバックに歌う『メイキン・ウーピー』です。
おお〜、随分とリッチな響き。
高域がキラキラしています。
でもアナログマルチの方が等身大というか肉感的で自然な感じでした。
対するHDMIはスパークリング・ダイヤモンドだけれども、人工的な感じ。
切り替えてHDMIでも聴けますが、多分アナログマルチで聴くことになりそうです。
第一、不精な私にはHDMIへの切り替えの手間が発生するだけでもマイナスですし。


サンダーロン処理されたVSX-819Hは、ローコストアンプだったのもあって、正直身構えて音を聴いたのですが、すっきり自然な鳴りです。
元々パイオニアのあっさり・すっきりした音は好みでしたが、これはさらに研ぎ澄まされたと言ったら言い過ぎか。
そこにM-10Xの色気が加わり、大変好ましい音になりました。
尚、パイオニアのアナログ・マルチチャンネル入力端子は、今年出たローコスト・クラスには搭載されなくなったそうです。
ご興味ある方はお気を付け下さい。


前回、白須さんがゴールデンウィークにいらしたときよりも、音はやはり変わったように聴こえたそうです。
オーナーの私でさえそう思うのですから、久々に聴くインストーラにとっては尚更でしょう。
「あと1年経ったら、さらに朗々と鳴りますよ」と言われました。
但し低域がかなり出過ぎになっていたので、レヴェルをかなり絞られました。
最初の1年間はスピーカの鳴りっぷりも変化するものなので、これは時々調整した方が良いそうです。


さて、以前からの約束通りに、S-LH5aのエンクロージャにユニットを戻してもらいました。
先週末に屋根裏部屋から降ろしたのですが、1人でやったので少々腰が重くなりました…(^^;
ユニットは先日までここのサラウンド・スピーカに使われたものです。
この際だからとエンクロージャの内部も撮影しました。

「ほら、かなり贅沢ですよ。コンデンサーに銅を巻いたりして。古き良きパイオニアの時代の製品ですね」と白須さん。
ユニットもエンクロージャに取り付けたときにガタ付かないようになっていたり、ユニットへのケーブル接続も間違えないようになっていたりと、あちこちにちょっとした工夫がされていました。

「パイオニアらしいですね」とおっしゃる白須さん。
イオニアは良心的なメーカーだそうですが、AV誌への貸し出しやイヴェント出展時には贅沢な部品をふんだんに使って評価を高め、量産時にこっそりコストを下げて部品を代えて売るメーカーもあるとか。
そんな会社の製品は買いません。


最後はプロジェクターの調整もして頂きました。
平日夜の2時間、お疲れ様でした。
さ、これから暫くはシステムの変動も無いでしょうから、存分に楽しませてもらいましょう!