days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

セイロンカレー


結婚記念日の夕食を何か作ろうと思い、妻にリクエストを募ったところ、「セイロンカレーが良い」とのこと。
梶が谷のマンション住まいのときは何回か作りましたが、あざみ野のこちらに越してからは1度も作っていませんでした。
そうか、久々に作るか。


大阪は大阪市北区堂島にあったというステーキハウス、オリムピックの名物というカレーは、残念ながら食べたことがありません。
お店も2001年8月に閉店してしまったということですので、レシピを見て作ってもオリジナルとはまるで別物の味だと思います。
でもまぁ、こちらはこちらで、レシピを参考にしつつも、美味しく&楽しく作りましょう。
料理も食事もそれが一番大事ですからね。


参考にしたのは本書。

カレーの神髄 (KAWADE夢ムック―王様のキッチン)

カレーの神髄 (KAWADE夢ムック―王様のキッチン)

中村屋のチキンカレー、洋食屋ドン・ピエールの欧風カレーなど、有名なカレーのレシピが写真入りで乗っています。
眺めているだけでも楽しい本ですので、機会がありましたらお手に取ってみて下さい。


という訳で玉ねぎ・にんにく・林檎を中華鍋で気長に炒めて2時間弱。
かなり茶色になりました(トップ写真)。
レシピによると数時間炒めるそうですから、プロは凄いです。
しかもうっかり目を離して焦がしたらアウト。
今回は娘に気を取られてちょびと焦がしてしまいましたが、ふぅ、何とか大丈夫でした。


カレーを煮る鍋に、セロリ、ニンジン、レモン微塵切り、生姜微塵切り、スパイス類も入れます。

使用スパイスはカレー粉、ガラムマサラターメリック、カイエンペッパー、黒胡椒、クミンパウダー、ナツメグパウダー。
運良く全て自宅にありましたが、問題は本書のレシピが80人分なのと、スパイス類の分量が秘密なこと。
「カレー粉200gに残り6種類を足して合計400g」「割合は秘密」とあるので、適当に入れました。
ビーフブイヨン、牛乳、ローリエ、トマトピューレの代用のケチャップを入れて、1時間くらい煮込みます。
すると最初は色が明るい黄色だったのが、段々と茶色になっていきます。
あら不思議。

3-4cm幅の正方形に近い色紙切りに切ったキャベツを入れ、透き通るまで煮込みます。

味を見て塩を入れましょうか。
入れ過ぎないよう、気を付けましょう。
お店では火を止めたら冷蔵庫で一気に冷やして何日か寝かせるそうです。
牛乳が入っていますので、家庭でも夏場はいたませないようにしないといけません(と、悲しい思いをした経験者は語る)。


食べる直前に1分を小鍋に移し、茹でインゲン、マッシュルーム水煮、筍水煮、ステーキ用牛肉1cm幅切りを入れます。

トマトの水煮を1つ、潰したものを入れて軽く煮ます。

お店は元々ステーキハウスなので、和牛ヒレ肉を入れるそうですが、今回はもっと安く仕上げました。
さっとミディアムレアになる程度に煮込むと美味しいです。
お試し下さい。
小鍋用材料を入れると塩味が薄くなるので、ここも調味します。
くれぐれもしょっぱくならないようにしましょう。


お皿に盛って出来上がり!


野菜たっぷりですので、かなりあっさり、さっぱりしています。
手は掛かっていますが、夏場でも軽く食べられますし、うまく行くとかなり美味しいです。
何度か作ったカレーなのですが、今回が今までで1番美味しく仕上がったと思います。
幸いにも妻にも喜ばれました。
ご興味ある方は、是非上記のムック本を入手してみて下さい。