days of cinema, music and food

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Splinter Cell: Conviction


Xbox 360専用ゲーム『スプリンターセル コンヴィクション』のシングル・キャンペーン・モードを難易度ノーマルでようやくクリアしました。
工作員サム・フィッシャーが、ティーンエイジャーの娘を殺され、その復讐に立ち上がるという本作。
シリーズ初挑戦の私にとっては、とても面白いゲームでした。
アクションゲームではありますが、いわゆる「ステルス」ゲームと呼ばれるもの。
その先駆者は、言わずと知れた小島秀夫の『メタルギア・ソリッド』シリーズですし、同シリーズはPS版の『1』から『4』まで私も遊んでいます。
しかし小島秀夫長ったらしい説教いっぱいの長々しい動画ばかり見せられて、心底うんざりした『4』から丁度2年、私にとって本当に面白いと思えるステルスゲームに出会えたのは幸運でした。


シングル・キャンペーンは恐らく初回は7-8時間、上手い人が慣れれば数時間でクリア出来るでしょう。
しかし丁度良いと思える濃密さです。
数発撃たれれば直ぐに死んでしまうという主人公の弱さもさることながら、単に隠れて敵をやり過ごすのではなく、逆にこっそり近付いて敵を片付ける緊張感が楽しい。
格闘技で敵を倒せば、複数の敵にマークを付けられて瞬時に銃撃で倒せるというマーク&アクションが爽快で、ジェイソン・ボーンになった気分が味わえます。
このテンポを知ると、いくらスネークが好きであっても『メタルギア・ソリッド』には戻れません。


背景にリアプロジェクション風に投影されるスタイリッシュなヴィジュアルもカッコ良く、作り手の意欲が伝わって非常に面白い。
全体に無駄を排除したかのようなテンポの良さは、ストイックな主人公サムにぴったりです。
但し物足りないとすれば、余りにストイック過ぎて収集などのやり込み要素が無いところが挙げられます。
またルートも一本道に近い。
最も攻略方法はプレイヤー次第の自由度なので、何回か遊んでも飽きませんでした。


マルチプレイのキャンペーンも、まだクリアしていませんがヴォリュームがかなりのもの。
米ロ工作員となっての協力プレイは中々楽しい。
うちでは画面分割で遊んでいますが、Xbox Liveでのプレイも楽しそうです。


問題はバグ。
画面分割協力プレイをしてからシングル・キャンペーンを再開しようとすると、「セーブデータが破損しています」などと表示され、1番最初から始めるしかなくなってしまいます。
今のところこれは発生率100%。
お陰でシングル・キャンペーンの終盤まで行ったのに、2度のデータ破損で最初からやり直す羽目になりました。
これだけは何とかならないものなのでしょうか。
オートセーブのゲームはこういうことがあるようなので、何だか安心出来なくなってしまいましたね。
物凄く面白いゲームなのに、全くもって残念です。


しかしマルチプレイをしない人は、やり込んで遊んでみて下さい。
本来マルチプレイの「ハンター」モードも1人で遊べますし。

スプリンターセル コンヴィクション - Xbox360

スプリンターセル コンヴィクション - Xbox360