days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

アウディTT RSにちょい乗り


と言っても試乗とかではなく、ディスプレイされているものの運転席に座っただけですが。
何でこんな記事を書くかと言うと、アウディTT国内販売車に、いつの間にかMT車がラインナップされていたからなんですね。
そう、私はMT車に惹かれるので、ついつい嬉しくなってしまったのです。


妻がドアと車体にまたがってこすってしまったので、先週末に最寄りのディーラーに行きました。
こりゃまた、お金が掛かるなぁ…と覚悟でもって。
車を見てもらっている間、ディスプレイされている新車に妻子が乗り込んで遊んでいました。
「ぱぱー」と娘が呼ぶので行くと、2ドアスポーツクーペのTTに乗り込んでいます。
娘は普段から運転させろと言うので、この日はハンドル握って、シフトレバーを動かそうとしたり、あちこちボタン類を押したりで、楽しんでいました。


今の中古A4に決める前、TTの中古も検討したことがあります。
当時は初代TTになります。
ところが仕様上は4人乗りなのに、実際に座ってみると実質2人乗り、後部座席は子供も乗れないどころか、買い物の荷物も置けなさそうな激狭い状態でした。
これでは日常で使いづらいと断念したのです。
しかもスポーツタイプなのにAT車しかないという軟弱仕様。
日本にはAT車しか入っていなかったようなのですね。
それでもディーラーの担当者曰く、「MT車が欲しいという声はよく聞きます」ということでした。


そんな声が届いたのでしょう、TTの高級タイプRSはMT車のみ販売のようです。
運転席・助手席は必要十分に広く、革張りも美しい。
後部座席も初代に比べると幾分か広くなっているようですが、やはり大人は厳しそう。
それでも全体に意匠が凝らされ、独特なメーター類のデザインも含めてアウディらしいですね。
こういう車を買う人の気持ちも分かります。
もっとも新車だと800万円台からですし、そもそもTT RSはATはなくMTのみ。
今の時代にMT車にわざわざ乗ろうという人は少ないでしょうし、広さなどからしてもセカンドカー扱いでもないと不便そうなので、全くもって「趣味の車」ではあります。
しかしこうった「遊べる車」の存在というのは、今の無味乾燥な日本の車事情においては、貴重な存在と言うべきでしょう。


尚、こすった我が家の車は、「表面が白く汚れているだけですね。落としてみますよ」とのディーラーの対応で、すごく綺麗になりました。
もちろん無償。
ドアはよくよく斜めから見れば少々凹んでいるようにも見えますが、これならば全然OK。
良かった、良かったです。
意外に何とかなるものなのですね。
それがこの日の教訓でした。