days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

オフ会の後


我ながら胸焼けしそうな記事が続いたので、また趣向を変えて(^^;


先週末に開催されたホームシアターのオフ会。
楽しく且つ有意義な集まりでした。
今までネットでしか存じ上げなかった方々と実際にお会いして、交流を深められたのが最大の楽しさではありましたが、同時に自分のシステムの長所・短所が、他の方からの意見として伝えられるのが興味深かったです。


皆さんのブログにも当日の感想がアップされていたので、ここにリンクを貼っておきます。


例えば、当日はどなたかだったか「高音がいささか足りない気がする」といった意見がありました。
この意見は予想していたものです。
私自身は高域に関しては満足に近いと思っています。
この部屋で映画を大音量で視聴すると、映画館やAVシステムのデモなどに比べて、耳に刺激的な音が殆どありません。
では高域が足りないのか、ハイカットフィルターを通したような音なのかというと、異議ありです。
Blu-ray Discハート・ロッカー』冒頭のDTSデモでは、高域もかなり煌びやかに聴こえます。
また、音楽CD再生などでは金属系打楽器の音など、かなりの高域がきっちり再生されています。
ですから現状の高域再生音が元々ディスクに入っていた音に近いのではないか、というのが私の意見です。
それこそ耳に突き刺さる高域は、白須さんのおっしゃる「付帯音」なのでしょう。
今のところその正体はシステムにまとわりつく静電気ということですが、そういった音で再生されるのが劇場でもデモ会場でも一般家庭のシステムでも普通です。
ですから、これが正しい音だという基準になっているのだと思います。
実際、私も今の耳馴染みの良い音に慣れるまでは、少々戸惑いがありました。
今まで普通に聴いていた高域にまとわりつくノイズっぽい響きが皆無に近いのですから。
今は付帯音の無い再生音が本来の音だ、と思っています。
但し付帯音好きの方の趣味を否定する気は全くありません。
高域が耳に突き刺さる音がお好きならば、それで良いのです。
それこそ趣味の世界なのですから。
私自身も、時々耳をつんざくばかりの高域が懐かしく思えるのですが、それだけの為にシステムを変更する気はありません。


因みに、当日いらして下さった関東除電教会支部長えびパンさんのシステムは、それこそ耳に突き刺さるような音だとか。
「長時間聴いても聴き疲れしない」という私の好みとは違うのでしょうが、機会がありましたらあちらも聴いてみたいものです。
凝り性で情熱的なえびパンさんのことですから、さぞかし個性的なシステムになっているのではないでしょうか。


私自身が全く予想もしていなかったのが、低域再生についてです。
正直言って、これだけ皆さんに感心されるとは思ってもいませんでした。
これは謙遜でも何でもなく、少々の驚きを伴っています。
普段から聴いているとそれが普通になるのでしょう。
スピーカ納品時の全く低域が出ない印象を未だに自分の中でひきずっている…とは思いたくはありませんが、果たしてそうなのか(その後、低域が出過ぎな位になるのですが)。
アークスのショウルームで聴いた、振動を伴う可聴帯域以下の熱波のような超低音を体感じたのがいけなかったのか。
あちらを聴いているので満足はしていませんが、では現状好きか嫌いかと言うと好みであります(^^;
BD『ハート・ロッカー』中盤の迫撃砲や機関銃のガツンと来る低域や振動など、かなり凄い迫力です。
勿論、同作冒頭の爆発場面も、量感豊か且つハイスピードな低域がスピーカから発せられます。
この部屋に合わせて設計してくれた白須さんと、材料選別から加工までこだわって下さった職人のHさんのお陰ですね。


こういった感想をその場で聴けるのもオフ会の楽しみではあります。
さらにその後の皆さんの感想(その多くは当日よりも掘り下げられています)も知ることが出来るのですから、ネット時代様々です。


心残りとしては、もっとプロジェクターの調整をしておけば良かったと思いました。
レジストレーションずれはたまにあることなので、その場で調整出来たから良いものの、フォーカスは手を付けられません。
いや、手を付けられるけれども、付けてヘンなことにしたくない、という意識が強いです。
調整の難易度が高いのは、三管の欠点ですね。
また、何かの参考にと、AVラックの裏面をお見せしても良かったかも知れません。
機器やケーブルの除電対策については、過去の記事でも写真入りで公開してはいますが、実物を見るのはまた違うであろう、と。
それと時間が足りないですね。
豊富にソフトがあれば、もっと良かったかも知れません。
DVD-VIDEOだとどういう画・音なのか、とかも面白かったかも。
等々思うところはありますが、これもまた、次回の楽しみとしておきましょう。
あ!!
今度はプロのajisaiさんにマッサージしてもらおう。
但しお疲れでなかったら、ですね。


さて納品から半年以上が経ち、実際に製作して下さった白須さんとHさんの耳にはスピーカの音がどう聴こえるようになったのか、興味が沸きます。
日々の変化を知っている者とは違う感想が聞けるかも知れません。
納品直後からの変化を聴きにいらっしゃいませんか、と声を掛けてみましょうか。