days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

Fallout: New Vegas


あまぞんからの荷物が、最近は発売日翌日以降の到着が目立ちます。
予約開始日と同時に注文しているのに。
有料会員なのに…と思ってしまいますが、以前と違って発売日当日でなくても良い気がしているので、余り問題無いですな。
現在プレイ中のXbox 360版『Fallout: New Vegas』も、発売日翌日着でした。
ただ今プレイ時間は30時間ほど。
メインクエストはまだまだ序盤のようです。


主人公は運び屋なのですが、仕事中に砂漠の中でニューヴェガスの顔役に頭部を撃たれ、意識不明の重体になります。
医者に救助された彼もしくは彼女は、自分が何を運んでいたのか、何故撃たれたのかを探る為に、ニューヴェガスへと向かいます。
かの地では幾つもの勢力が争っており、主人公はその争いにも巻き込まれて行くのです。


主人公はプレイヤー側で性別、人種、容姿のカスタマイズを行います。
今回、私は黒人女性に設定しました。
Mass Effect2週目でもそうしたのですが、そちらの2週目は序盤で止めてしまったので、何となく気になっていたのです。
第一、黒人女性が主人公のSFって珍しいですしね。


前作『Fallout 3』はメインもサブも散々プレイして楽しみましたが、今回も今のところとても楽しい。
しかもサバイバル感満点の緊張感の持続が肝です。


Fallout 3』を最初にプレイして驚かされたのは、生死ギリギリの緊張感でした。
食料や飲み水は放射能汚染されているし、武器弾薬は僅かしか無く、しかも高価。
撃っても当たらない場合も珍しくありません。
歩けば『マッドマックス2』みたいなレイダーが襲撃してくるし、防具や武器は使えば使うだけ疲労していきます。
それでもゲーム後半になってレヴェルアップもかなり進むと、快適であれ緊張感は薄れていったのでした。


そんな声が多かったのでしょう。
今回導入されたのがハードコア・モード。
元々荷物には重量制限がありましたが、このモードだと弾薬にまで適用されます。
重症を負ったら単なる回復アイテムでは治らず、単純に睡眠を取っただけでも同様。
医者に有料で治療してもらうか、そこそこ高価なドクターバッグを購入して治療しないといけません。
しょっちゅう重症を負うので、物を売ったりしたお金は治療費につぎ込むこと多く、貧乏ヒマ無しとはこのこと。
水分、食料、睡眠を適宜取らないと、体調に異変を来たします。


常にド貧状態が続いて「こりゃ、苦しいなぁ」と思っていたのですが、ようやく都会さ着いて、お金稼げるようになったでよ。
ガードマンやったり、探偵業みたいなのやったりして、少々余裕も出て来たさ。
都会さ仕事あるって、ほんとなんだな。
地方の人が都会に出稼ぎするのを、実感した次第です。


こんな縛りプレイになってしまうのですが、お陰で緊張感満点。
今までは敵さん見つけるとそれーとこちらから襲い掛かっていましたが、今や単なる虫でさえ戦闘を避ける場合も少なくありません。
お陰でレヴェルアップも、メインクエストも進みが遅くなってしまいますが、このサヴァイヴァル感はスピード感に代えられません。
難易度はいつでも変更出来ますが、今のところ1度もハードコアモード解除にする気は起きないですね。


この調子では、メインクエスト・クリアまでも相当時間が掛かりそうです。
しかしサブ・クエストが楽しいものが多いので、メインが遅々として進まないのは致し方ありません。
今作では色々と改良点があるのですが、1番の改良点はサブ・クエストの作り込みでしょう。
1つ1つのサブ・クエストがバラバラなのではなく、連鎖している場合が多いようなのです。
例えばAというクエストを引き受けます。
しかし行き詰る。
それでAは放置してBというクエストに乗り換えると、どうやらBをクリアするとAへの道筋が開ける感じなのです。
Bの次に出現したCというクエストをクリアすると、Aをクリア可能になる…というように、前作のような単なる羅列や串団子式ではなく、関連しているのです。
これが楽しく、サブ・クエストが宿題積み残し状態になっても、次はどれをクリアすれば良さそうかな…と考える楽しみもあります。


複数勢力が絡んで来て、主人公の行動次第で彼らからの好悪が分かれ、ミッションにも影響してくる、というのも楽しい。
メタルギアソリッド4』のパクリかも知れませんが、あちらはアイディアは面白くとも上手く消化し切れなかった感じですが、こちらは今のところ上手く取り込まれているようです。
先に述べた水・食料・睡眠も『メタルギアソリッド3』のパクリかも知れませんが、ゲームデザインに上手く取り込んでいるのはこちらの方。
小島秀夫は偉大なアイディアマンだと思いますが、技術的なものもあってなのか、後塵の方が洗練されていますね。


人物が時々空中に浮いていたり、ピップボーイが表示されなかったりと、時々バグに遭遇しますが、今のところ致命的バグにはぶつかっていません。
早めにパッチを配信してもらいたいですが、それまでは複数セーヴして安全策を講じるしか無さそうですね。


またそれが緊張感を増していたりして(^^;


Xbox360のみでダウンロードコンテンツがあるそうですから、それもまた楽しみにしましょう。



さて予約特典として薄いけれどもハードカバーの翻訳コミックブックが付いて来ました。
内容は主人公が撃たれる前、顔役たちが何をしていたのか、というもの。
これだけだと良く分からないし、正直に言って画も余り魅力的でないのですが、きちんとした製本だったのでちょっと嬉しい、といったところですね。