days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

"Se7en" Blu-ray Disc Collector's Box


買われた方もそこそこいらっしゃる事でしょう。
デヴィッド・フィンチャーの傑作『セブン』ブルーレイディスク・コレクターズ・ボックスを。
熱帯雨林で買うと4,000円弱。
外箱やコミックも付いてこの値段は安いものじゃわい、と小躍りしていました。


しかし、値段が安いにはそれなりのワケがある。
はっきり言って安物買いの銭失いに近かったです。


まず外箱。
これは結構がっしりしたもので、ぺらぺらが多いワーナーにしては良くやった、と(^^
デザインも悪くないですしね。
中は雑誌『CUT』からの対談やコラムが載っている小冊子、コミック(写真では白ダンボール紙)に隠れていますが、そしてデジブック仕様のBDが入っています。


小冊子はこんな感じ。

この映画の理解者である滝本誠のコラムが入っていないのが寂しい。


ディスクはデジブック仕様。



ワーナーが日本盤でデジブックを出すのは極めて珍しい。
歓迎しましょう。


ここまでは結構嬉しいんですよね。
ところが期待していたコミックブックがとんだ食わせ者でした。
ハードカバーの表紙。

このデザイン、北米盤DVDに似ていますね。
もちろん、ケヴィン・スペイシー演ずるジョン・ドウのノートブック表紙を模したものとなっています。


期待に満ちて中を見てみると…

がーん、英語そのまま、和訳一切無しでしたぁ…

↓これもジョン・ドウのノートを模しています。


エピソードごとにアーティストを変えて犯人=ドウ側から描いている意欲作なのに、これではかなり頂けません。
コストの問題もあったのでしょうが落胆しました。
どうせコミックを付けるならば、コストを上げてまでも翻訳すべきでしょう。
先日ご紹介したゲームFallout: New Vegas』の予約限定特典、つまり価格に上乗せされていない付録コミックブックでさえ、ページ数こそ数十ページ弱なものの、大判ハードカバーでしかも翻訳されていたというのに。
特に本作の場合はディスクのみの廉価盤も出ています。
そちらとの差別化を行うのならば、多少価格を上げてもきちんとしたものを添付すべき。
ワーナーは戦略を誤ったと言わざるを得ません。


さて、もうすぐ冬休みですから、時間を取って本編を観ましょうか。


セブン ブルーレイ コレクターズ・ボックス(初回数量限定生産) [Blu-ray]

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セブン [Blu-ray]

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※12/23追記:kajugumiさんのblogと本記事コメント欄に、「デジブックのディスクホールド部分がずれている」旨記載があります。


つまり裏表紙の裏側全面に接着されている、ディスクを固定する透明プラスティック部分が、版面内に収まっていない、外側にずれて接着されている、というのです。
私のデジブックを調べたところ、問題ありませんでした。


ちゃんとずれずに裏表紙裏側に収まっています。


kajugumiさんのデジブックが不良製品だったのではないでしょうか。
但し私のデジブックも、必ずしも製本が良いものではありません。
gumiさんが仰るとおり、背の厚さが若干足らず、いささか強引に紙のページ部分とディスクホールド部分を押し込めたものとなっています。
まぁこんなもの、という割り切りは若干必要かと思いました。