days of cinema, music and food

徒然なるままに、食い・映画などの情報を書いていきます。分館の映画レビュー専門ブログhttp://d.hatena.ne.jp/horkals/もあります。

Tron: Legacy


昨年末に鑑賞したSF映画トロン:レガシー』。
映画の出来そのものよりもすっかりその世界観に魅了されてしまったので、ダフト・パンクによるサントラCDも購入しました。
今回は国内盤ではなく輸入盤です。
というのも、熱帯雨林さんのレヴューにて、国内盤はライナーノーツも無く、ジャケットも輸入盤に比べてダサいのに、値段だけ1,000円近く高いとの情報があったので。
実際に買ってみると、2曲目冒頭にあるジェフ・ブリッジスの台詞以外は歌詞も無いインストゥルメンタルなので、輸入盤でも全然OKでした。


まずジャケット。
デジパックが黒光りしてカッコ良いです。
そしてディスク。
劇中に登場するディスク(そう、背中に取り付けていたものです)を模したデザインなのですが、特筆すべきはこちらも黒光りしていること。
PLAYSTATION 2のゲームソフトと同じですね。
音楽ディスクでは初めてお目に掛りました。
ここまでデザインに拘ったディスクですが、映画を観て音楽が気に行った方にはお勧めです。


重低音が持続するのと、小刻みな弦はハンス・ジマーの『ダークナイト』(ジェームズ・ニュートン・ハワードとの共作)、『インセプション』を想起させますが、エレクトロニック・サウンドが重ねあわされているので、そのような相似も気になりません。
但し電子音楽は映画を観たときの記憶に比してかなり少な目で、オケの音が全体を支えているのが意外でした。
しかし弦の音に対して主張している電子音も現代的なスマートなアレンジがされていて、モノトーンのあの世界にぴったり。
時折わざと安手のシンセ音が入り込んで来るのは、音を目立たせる為の意図的なものでしょう。
ダサくなっていません。
音量を上げて再生すると映画の世界が再現されて楽しいディスクです。


今年出るであろうBD/DVDもこのサントラCD並みに拘ったデザインだと良いものですなぁ。

Tron Legacy /

Tron Legacy /

Soundtrack: Deluxe Edition

Soundtrack: Deluxe Edition


こうなると『時計じかけのオレンジ』のウェンディ・カーロスによる『トロン』のサントラも聴きたくなります。
これの国内盤はCCCDなので購入されない方が良いでしょう。

TRON

TRON