days of cinema, music and food

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サントラCDをまとめて購入


ついついクリックして無駄遣いしてしまうのがネット通販の悪いところ。
しかししかし、今回だけは(今回も?)自分を許してしまおうではないですか。
サントラCDを6枚、一挙に購入しました。
ジェリー・ゴールドスミスを5枚、バジル・ポールドゥリスを1枚です。
どちらも故人ですね。
ゴールドスミスは死去して今年でもう7年、ポールドゥリスは5年ですか。
月日が流れるのは早いものです。


今回購入したのは、写真左上から次の通り。


最初の5枚がゴールドスミス作品。
最後の1枚がポールドゥリス作品です。
今更ながら気付きましたが、『トータル・リコール』『氷の微笑』『グレート・ウォリアーズ』と、ポール・ヴァーホーヴェン作品が3本ですね。
乱暴極まるヴァホちゃんの作風と、骨太さも表現出来るこの偉大な2人の作曲家は相性が良かったと思います。
ポールドゥリスにはほら、『ロボコップ』という傑作スコアもあるくらいですから。


風とライオン』は昨夏にご紹介したばかりですが、完全版はどんなものなのか気になっていたのです。
ランボー』は通販サイトのリストにあったのと、su1さんの記事に深層心理で影響されて…(^^;
ポルターガイスト』は好きなスコアですが持っていなかったので、改めて聴こうかと。
今度リメイクされるとのことですが、リチャード・エドランド以下ILMのスタッフが作り上げたアナログVFXの世界も良かったのに、随分と雰囲気も変わってしまうでしょうね。
トータル・リコール』はCDに初収録される曲も入ったもの。
これもまた、複雑かつダイナミズム溢れる傑作です。
氷の微笑』もまた、大好きな音楽です。


今回唯一のポールドゥリス作曲の『グレートウォリアーズ』も、重心の低い男節を聴かせてくれることでしょう。
映画は中々面白かったですが、ロクでもない人物ばかりというのがヴァホちゃんらしかったです。
日本では劇場未公開、VHSタイトルでリリースされたもの。
邦題に偽りアリで、ちっともグレートな人が出てこない十字軍ものでした。
カーテン裏に隠れた人を刀で叩き切ると、転がり出たのが頭部に傷を負った尼僧で、下半身剥き出しで暴れ回る場面が未だに強烈です。
もちろん、日本ではボカシ入りでしたが、こういう不愉快さがヴァーホーヴェンらしい。
刀を振るった人物はこの後罪滅ぼしもあって、脳に損傷を負って白痴と化した尼僧の世話をすることになるのですが…
この映画、テレビ東京の「木曜洋画劇場」で放送されていましたが、さすがに過激な場面はカットされていたような気がします。
この頃のルトガー・ハウアーはカッコ良く、ジェニファー・ジェイソン・リーは危ない魅力を放っていました。
撮影監督はヴァホ作品常連のヤン・デ・ボンでしたね。


2枚組のものは、内1枚は従来通りのサントラLP用演奏のもの、もう1枚が実際に映画に使われたものを収録しています。
さぁて、どんな顔を見せてくれるのか、それぞれのアルバムが楽しみです。