days of cinema, music and food

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Red Dead Redemption: Undead Nightmare


昨年末にクリアした傑作西部劇ゲーム『レッド・デッド・リデンプション』のスピンオフゲーム、『アンデッド・ナイトメア』Xbox 360版シングル・キャンペーン・モードをクリアしました。
ダウンロード販売もしている番外編もしくは後日談はクリアまで十数時間。
西部劇・ミーツ・ゾンビ・ゲームというキワモノな内容ですが、これが結構楽しめました。


前作の主人公マーストンの妻子がゾンビになってしまいます。
気付くと西部世界は生ける死者だらけ。
空は常に曇天だし、不気味な死者やクリーチャーが跋扈しています。
マーストンは2人を元に戻すべく、治療法を探しに各地でのミッションをクリアしていく、というのが主な内容です。


2人を縛り上げてから飢え死にしないよう生肉を皿に置いておくのが、早速黒い笑いを誘いました。
そう、本作の基調はブラック・ユーモア
しかも本編をクリアしたユーザーへは飛びっきりのご褒美となる可能性がありつつ、それ以外のいちげんさんには「何これ?」と言わせしめる内容となっています。
本編に登場したカラフルな登場人物のその後(そう、ご想像通りに○○○になっている人も…)が登場するので、いきなり本作から始めた人には何のこっちゃと思えるでしょう。
しかもヴァイオレントなアクションとミッションたっぷり。
ですからかなり間口の狭いゲームと言えます。
また、各町に大量発生しているゾンビを殲滅して生存者を助け、別の町に行く。
ゾンビ発生源となっている墓地を浄化すると、助けた町にゾンビの襲撃が発生するので、それを阻止にまた町に向かう、というのが主なゲーム要素。
ですから少々単調な面は否めません。
それでもロックスターゲームらしい、本編から続けて登場する生き生きとした人物たちの気の利いた台詞や、グロテスクな笑いは健在。
フルプライスではないし、追加コンテンツと思えば、これだけ楽しませてくれたのだから十分お腹一杯。
本編の衝撃や感動こそ無いものの、あちらが気に入った方ならば試す価値はあると思います。